有働由美子アナの獲得にご執心のフジテレビに大きな障害 あの女性キャスターの存在がネックに!?
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3月いっぱいでNHKを退局した有働由美子アナをめぐり、多くの芸能プロダクションが熾烈な争奪戦を繰り広げている。民放各局もその去就に熱視線を送っているが、現在最もその獲得に意欲を見せているのが、フジテレビだという。ところが、そのフジが有働アナを起用するとなると、ある女性キャスターの存在が大きな障害になりそうだ。
とにかく、フジには報道要員のアナウンサーが少ない。エースの伊藤利尋アナが3月まで、夕方の『みんなのニュース』を担当していたが、人気はあっても視聴率につながらなかった。かつて、同局の女子アナでは、加藤綾子アナに次ぐ人気を誇っていた生野陽子アナも、とても報道に向いているとはいえない。そこそこ人気があって、報道向きなのは、深夜の『FNNプライムニュースα』を担当する椿原慶子アナくらいなものだ。
今春、リニューアルされた『プライムニュース イブニング』には、1月にNHKを辞めたばかりの登坂淳一アナを起用しようとしたが、札幌放送局時代のセクハラ疑惑報道が原因となり、出演を辞退。その代役に指名された倉田大誠アナは、いさかか地味だ。
「そういった背景がありますので、フジは人気、実力を兼ね備えた報道キャスターが、喉から手が出るほど欲しいのです。その点で、有働アナはどうしても獲得したい人材。ただ、そのギャラはかなりの高額になるとみられています。もし、フジが有働アナを報道キャスターに起用しようものなら、安藤優子キャスターから難癖がつく可能性もありますね。そうなると、フジは厄介な問題を抱えてしまうことになります」(スポーツ紙記者)
安藤キャスターは2000年4月から15年にわたって、『FNNスーパーニュース』のメインキャスターを務め、“フジの夕方の顔”に君臨していた。ところが、15年春の番組改編で、同番組は終了し、『みんなのニュース』にリニューアルされたが、安藤キャスターは昼の情報番組『直撃LIVE グッディ!』に異動となる、事実上の“降格人事”を受けた。
「報道キャスターから、昼のワイドショーの司会に転じるにあたって、年間2億円以上とも噂されていた安藤キャスターのギャラは、大幅ダウンを強いられたと聞いています。それでもクビよりはマシですから。そんな中、有働アナが報道キャスターに起用され、高いギャラを取るようなことになれば、安藤キャスターが黙っているとは思えませんね。やれ、『ギャラを上げろ!』『報道に戻せ!』といった圧力がかかりかねません。そうなれば、面倒なことになりますね」(同)
確かに安藤キャスターは、一時期のフジの報道部門を支えた“功労者”であるのは間違いない。しかし、とうに“旬”は過ぎており、人気者の有働アナと比べること自体ナンセンスな気もする。そんな状況下でも、フジは有働アナの獲得に動くのだろうか?
(文=田中七男)
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