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アジア5カ国の“日本人向けキャバクラ”潜入&夜遊び放浪記『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』

『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イースト・プレス)

『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イースト・プレス)は、歌舞伎町や六本木でキャバ嬢として15年以上働いた経験を持つ、カワノアユミ氏による、アジア5カ国の“日本人向けキャバクラ”潜入&夜遊び放浪記だ。

 2014~15年に、1年弱をかけて、香港、タイ、シンガポールとカンボジアのキャバクラ、そして、ベトナムのガールズバーへ潜入し、店内の様子や働く女の子、現地の日本人客、給料などが赤裸々に書かれている。

 カワノ氏が初めて海外の日本人向けキャバクラで働いたのは、01年のこと。当時付き合っていた彼氏でスカウトマンのケンちゃんに、「お前、香港のキャバクラ行かね?」と“売り飛ばされ”、10日間限定で香港初となる日本人キャバクラのキャバ嬢になった。当時は、「1晩10万円以上出すって人もいっぱいいるよ!」と日本人の価値が、とんでもなく高かったものの、14年後、同じ店で働くと、まさかの大暴落……。

 また、タイの一大歓楽街・パッポンでは、知り合いのコネを駆使して、バンコク初の日本人向けキャバクラの現地採用にこぎつける。日払い1,500バーツ(約5,000円)で働くことが決まるも、働き始めると暇すぎて、「日払いで500バーツでいい?」と店側から値切り。さらにまわりの女の子たちのやる気のなさに、普段はやる気なし側だが、むくむくと闘志が! 突如、覚醒し、バンコクの店でナンバー1へと上りつめていく。

 ほかにも、景気絶好調のシンガポールでは、中心地のおしゃれなスポットにあるキャバクラ、開発が進むカンボジアで怪しさ漂う“廃屋”キャバクラ、若い駐在員が急増中のベトナム・ハノイではガールズバーに潜入している。また、各国のディープな夜遊び情報も注目だ。

 なお、帯には、本の制作に協力した丸山ゴンザレス氏による、「作者の突き抜けたバイタリティが海外で暮らす日本人のヤバい本性までもあぶり出している!」とのコメントも。キャバ嬢目線で見る、アジア5カ国の夜の街は、ひと味違う。
(文=上浦未来)

●カワノアユミ
東京都出身。遊びながら暮らすため18歳で夜の世界に飛び込み、歌舞伎町や六本木でキャバ嬢として過ごす。水商売歴15年以上のベテラン。また、国内外問わず夜遊びに没頭する傍ら、2011年、タイを中心に東南アジアの風俗や文化、旅を紹介する月刊誌『ジーダイアリー』(アールコスメディア)にて女性の海外夜遊びをテーマにしたコラムを担当し、ライターとしての活動を開始する。現在web媒体を中心に裏モノや夜ネタを執筆。丸山ゴンザレスが責任編集をととめる『アジア旅行最強ナビ』『タイ旅行最強ナビ』(ともに辰巳出版)などに寄稿している。Twitter @ayumikawano

最終更新:2018/04/16 21:00
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