『みなさん』『めちゃイケ』の次は『ロンハー』がヤバい? 加地Pの社内求心力低下で「好き勝手できるわけではない」
#テレビ朝日 #バラエティ #ロンドンハーツ
フジテレビのバラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』と『めちゃ×2イケてるッ!』が、この3月で終了。一時代を築いた2つの長寿番組の終了で、バラエティー番組の歴史にひとつの区切りがついたわけだが、この流れは他局にも及びそうだという声も聞こえてくる。お笑い系芸能事務所の関係者は明かす。
「周囲では、次に終わるのはテレビ朝日系の『金曜★ロンドンハーツ』なのではないかとささやかれています」
『金曜★ロンドンハーツ』は、1999年4月に『イナズマ!ロンドンハーツ』としてスタート。ロンドンブーツ1号2号をMCに、当初は素人による恋愛企画やドッキリ企画が多かった。その後、出川哲朗や狩野英孝などをターゲットとした大掛かりなドッキリ企画も人気となる。
「大規模ドッキリや『格付けしあう女たち』などの企画が好調だった頃も、今は昔。最近ではなかなかヒット企画も生まれず、視聴率も苦戦中です。かつては“子どもに見せたくない番組”の代名詞的存在であり、ネットで叩かれることも多いため、テレ朝上層部には以前から『ロンハーを終わらせたい』と思っている幹部もいますし、そろそろ“終了”という選択肢も現実的になってきたのではないかという感じです」(同)
『ロンハー』の演出・ゼネラルプロデューサーを務めるのは、テレビ朝日の“加地P”こと加地倫三氏。ロンハーのほかに『アメトーーク!』も手がけている。
「『ロンハー』と『アメトーーク!』の成功は、加地Pの手腕によるところが大きかったのは事実で、テレ朝社内でも『加地の仕事には口を出せない』という雰囲気があったといいます。しかし、2015年に女性週刊誌で社内不倫が報じられたあたりから、加地Pの求心力が低下しているようなんです。加地Pとて、好き勝手できるわけではなく、数字が悪ければ切られてしまう状況。『アメトーーク!』のほうは週2回の放送で、まだまだ大丈夫そうですが、『ロンハー』の勢いは明らかに落ちているので、危ないと思いますね」(制作会社関係者)
とはいえ、テレ朝社内では、加地Pに頼るしかないという幹部も少なくないようだ。
「現状、加地Pを追い落とすようなプロデューサー、ディレクターが育ってないというのが現実です。テレ朝のバラエティー番組は、他局のヒット番組の“アレンジ版”が多くて、加地Pのような独創的で大胆な番組を作れるスタッフが、あまりいないんですよ。後継者がいない状態で加地Pを外すのはあまりにもリスキーだということで、加地Pを支持する幹部もまだいるわけです。ただ、裏を返せば、後継者さえいればすぐに切られるということでもあるのですがね」(同)
もはや、後継者が出てくるまでの時間つぶしといえそうな『ロンハー』。継続することに、どれだけの意味があるのだろうか……。
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