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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > 鉄道のまち「津山」を歩く

ショボイ? いや、見どころは多いぞ? 一点豪華主義で攻める鉄道のまち「津山」を歩く

高校生の頃、早く家に帰りたい時は急行料金を払って、これに乗ってました。まだ、鈍行にクーラーがついてない時代の話です
ああ、タブレットが現役で使われていた時代を知る人も次第に少なくなっているんだろうなあ

 その迫力が呼び水になっているのか、開館から1年あまりが過ぎた17年6月には、早くも来場者が10万人を突破している。津山市は自ら「鉄道のまち」をキャッチフレーズとして掲げているが、確かな手応えはあるようだ。

 

■車庫はスゴいが展示はショボい

 

 ただ、この施設。博物館としては、まだ発展途上。というのも、展示施設が、まだ整備されていないからだ。車庫の近くにある展示施設はプレハブづくり。

 その中で展示されているのは、かつて使われていた駅名標や、タブレットくらい。確かに、触って体験できる要素もあるのだけれど、これだけでは、心許ない気も……。

車庫や機関車の迫力に比べて展示はとにかくショボい。これから、もっと充実してくれるのを待っているぞ
頼むから、展示をもうちょっと工夫してみて欲しいところ

 それに、周辺の整備も追いついていない。これから工事が行われる予定とはなっているが、現在、駅から鉄道館までのルートが駅外周を遠回りしなくてはいけないルートになっている。そのルートに店なんてものは、皆無。つまり、観光客がお金を落とすためのシステムが、まったく準備されていないのだ。

 これが、これからの津山の観光施策でネックになるところだろう。

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