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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 坂口憲二の活動休止にフジが悲鳴

フジテレビが悲鳴! 坂口憲二の無期限活動休止で、人気ドラマ『医龍』の続編放送が絶望的に……

坂口憲二

 ここしばらく、とんとご無沙汰だった坂口憲二が、国指定の難病「特発性大腿骨頭壊死症」のため、無期限で活動を休止することを発表した。所属事務所・ケイダッシュも契約満了となる5月末をもって、契約を更新せず退所する。この事態に、フジテレビが悲鳴を上げているというのだ。

 坂口は初舞台となった2012年8月の『十三人の刺客』の期間中に、右股関節の痛みを覚えるようになった。14年3月には、飲食店経営の一般女性と結婚したが、その頃には症状も悪化。同7月には、一時休業して、検査入院したが、原因はわからなかった。15年春に、ようやく難病の「特発性大腿骨頭壊死症」と判明し、手術を受けた。

 その後、日常生活に支障がない程度にまで痛みも軽減され、現場復帰。ナレーションやCMの仕事をこなしていたが、CMの契約も終了し、ここ最近では、ほとんど開店休業状態が続いていた。

「復帰してから、ドラマのオファーもあったようですが、今の体調では、体を張った演技ができないため、断ったようです。いつまた悪くなるかわからい状態で仕事に臨んで、自分の力をセーブしながら続けるのは、許せないとの彼なりの美学があってのことなのでしょう」(芸能関係者)

 坂口の無期限休養宣言で、地団駄を踏んでいるのがフジテレビだ。同局では、坂口の代表作ともいえる人気ドラマシリーズ『医龍-Team Medical Dragon-』を4シリーズにもわたって放送してきた。

 同ドラマは、全シリーズで、視聴率2ケタ台を達成。特に第2シリーズ(07年10月期)は平均17.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という高い視聴率をマークしており、同局では、どうしても続編放送をやりたかったのだという。

「近年、フジの連ドラは爆死続きで、16年は2ケタを超えた作品が1本もない惨状でした。17年は、10%超えが1本だけ。その唯一の作品は、山下智久主演『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』の第3シリーズでした。てっとり早く確実に高視聴率を取るなら、過去の人気ドラマの続編をやるしかない。当然フジは坂口側に接触を図ったようですが、『医龍』は手術シーンが多く、立っていることが多いわけです。坂口は、その撮影に耐える自信はなかったんでしょうね。無期限休養に入るため、『医龍』続編は絶望的となりました」(スポーツ紙記者)

 今後、坂口は治療に専念し、体調が戻れば、社会復帰したい意向。ただし、坂口は「それが表現の世界なのか、またまったく違った世界なのかは、今現在はわかりません」としており、芸能界に復帰するかどうかは明言していない。個性派俳優として存在感を発揮してきた坂口だけに、俳優として戻ってきてほしいものだが……。
(文=田中七男)

最終更新:2018/04/04 16:00
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