「教祖の資質がある」とろサーモン久保田の脳を脳科学者が絶賛! サイコパスと紙一重の頭の良さ
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■久保田の脳を分析した脳科学者が「頭のいい人」と断言
村田は自分のことを「常人」と評したが、番組は久保田の天才性に注目している。
まずは、舞台でアドリブを多用し、刺激を得ようとする彼の志向について。これは、久保田の脳の構造が影響しているらしい。解説するのは、脳科学者の中野信子だ。
「ドーパミンという“脳のガソリン”みたいな物質がいっぱい出てそうな感じです。ドーパミンが必要な脳で、『もっと来いよ、刺激!』みたいに思っちゃって。新しいと思うことがないと満たされにくいだろうと思います」(中野)
要するに、久保田はルーティンがガマンできない。作り込み、きっちり仕上げる漫才が彼の中では有り得ないのだ。
「アドリブも言わずに、ずーっと何十年も漫才やってる奴は、基本、バカが多いですね」(久保田)
ちなみに、とろサーモンの漫才を作っているのは完全に久保田の方。彼のネタ作りは独特で、決して書き起こさない。台本には「はいどうも 石やきいも→ぶつかる→変な声→すいません」と、断片的な7~8のタイトルが羅列するのみであった。
「セリフはその場その場で変えていくから。書いていく意味がないと僕は思ってるから」(久保田)
これも、久保田の脳が大きく影響している。脳には情報を一時的に記憶・処理する「ワーキングメモリ」という能力があり、その容量は7つ前後とされている。
「ワーキングメモリっていうのは、脳の中にあるまな板みたいな場所です。その作業場にいっぱい物を置いておける人だと感じます。いわゆる、“頭のいい人”ということになるんですよ」(中野)
■「教祖の資質がある」と科学的に裏打ちされた久保田の脳
番組は久保田の唾液を採取してDNAを検査、彼の脳の傾向を分析した。結果、IQのみは人並みであった。だが、それ以外の「記憶力」「論理的思考力」「注意力」「音楽能力」は極めて高い結果になっている。
続いて久保田の感性だが、「協調性」と「社会性」が極めて低い。人と人との絆をつなぐホルモン「オキシトシン」を感じにくい傾向にあるのが彼の感性だ。良く言えば究極の“我が道を行くタイプ”だが、サイコパスになる危険性も孕んでいる。
「もちろん、犯罪を起こさない人たちもいます。その人たちは、カリスマ的な指導者になるんですよ。企業のCEOにその傾向があって、スティーブ・ジョブズはそうですよね」(中野)
最終的に、中野は久保田の脳を「アドリブ教祖脳」と名付けた。
「他の人ができないスピードで言葉を紡いでいく。その言葉によって、なぜか聞いている人が洗脳されてちゃうっていう“教祖脳”です」(中野)
確かに、とろサーモンは極端に好き嫌いが分かれるコンビだ。好きな人は熱狂的に好きだけれど、受け入れられない人は徹底的に彼らを毛嫌っている。
科学者の見立てによると、久保田には教祖の資質があるという。個人的にはオキシトシンを感じぬまま、我が道を行ってほしいと願うばかり。これは科学的根拠に裏付けされた、とろサーモンへのエールだ。
(文=寺西ジャジューカ)
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