トランプ大統領訪朝の“成否”がかかっている!? 北朝鮮の「ハンバーガー事情」とは
#北朝鮮
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領の南北首脳会談が、4月27日に軍事境界線にある板門店の韓国側施設で開催されることが決まった。一方で「5月までに開催」とされるトランプ米大統領と金正恩氏の米朝首脳会談の場所は、いまだに定まらない。トランプ氏の訪朝の可能性も残されてはいるが、好物のハンバーガーが「微妙な感じ」(訪朝経験者)なんだとか……。知られざる北のハンバーガー事情とは?
マクドナルド好きを公言するトランプ氏は、かねてからハンバーガーとダイエットコーラという食生活を続けている。昨年11月の来日時にも日本側が気を使って東京・虎ノ門の名店が作る豪華なチーズバーガー(1,200円)を用意した。
米朝首脳会談が平壌で開催となった場合、ご機嫌取りのためにもハンバーガーの用意が最重要課題となる。だが、訪朝経験が豊富な日本人男性は「共和国(北朝鮮)のハンバーガーは微妙な味だよ。添加物や調味料が少ないのが影響していると思う」と語る。
北朝鮮のハンバーガーといえば、平壌発の高麗航空機内食が有名だ。一部のブログなどでは「激マズ」と酷評されているが、「キャベツと肉がペチャっとしてて貧弱だが、激マズってほどじゃない。サンドイッチみたいな味」(同)といい、つまりはハンバーガーらしくないのが最大の特徴だ。
経済改革で富裕層が増えた平壌では、ファストフード店がいくつかできている。日本人の旅行客がリクエストすれば、案内員が連れて行ってくれるという。
前出の日本人男性も、市中心部にある店に入ったことがあるという。
「バリューセットみたいなメニューが、公定レートで500円ぐらいだった。レタスとハンバーグが挟まり、割とハンバーガーらしい味。包み紙が国内にないらしく、中国の漢字が書いてあった」といい、高麗航空のハンバーガーよりはグレードが上がるらしい。
ただ、「日本のハンバーガーのようなジューシーさがない。パティに含まれる牛肉の風味が足りないのではないか」(同)と指摘する。飼料不足の影響で、脂肪分が少ない北の牛肉は、あまりおいしくないそうだ。
また、コーラも微妙だ。北にもコーラがあるが、正式名称は「ココア風味炭酸甘水」。一応はココアじゃなくてコーラっぽい味はするものの、「昔、駄菓子屋で売っていた謎のコーラ飲料のような味」(同)なんだとか。
もちろんダイエットコーラの存在も確認されていない。普通の生活では太ることはない北朝鮮の食生活ゆえ、ダイエット食品とは無縁というわけか……。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事