パチスロ大手・UECの“お家騒動”が泥沼化! 「乗っ取り」主張する創業者・岡田和生氏が反論サイト立ち上げ
パチスロ・パチンコ製造やフィリピンでのカジノ運営で知られるユニバーサルエンターテインメント(以下、UEC)の“お家騒動”が泥沼化している。
ことの発端は昨年5月。UECの株の約7割を保持するオカダホールディングス(香港)の会長職から、UECの創業者である岡田和生氏が解任されたこと。同社の株主は岡田氏が約4割、長男と長女が合わせて約5割という構成だったが、この長男と長女が“クーデター”を企図したのだ。
このクーデターは、そのまま岡田氏が実権を握っていたUECでの失脚につながった。岡田氏は同月、臨時役員会でストックオプションの付与を要求するも、これを拒否されたばかりか、岡田氏自身の不正を追及する特別調査委員会が設置され、職務を停止されてしまう。
追ってUECは岡田氏の不正として、20億円に及ぶ個人的な貸付などに対する損害賠償請求訴訟を起こすにいたった。
しかし、資産1,000億円ともいわれる“パチスロ王”岡田氏も、黙ってはいない。同9月、霞が関の司法記者クラブに乗り込んだ岡田氏は「長男は洗脳されている」「長女は事態を理解していない」としてUECの経営への復帰を宣言。損害賠償請求訴訟に対しても、岡田氏側が反論サイト「岡田会長を応援する会」(http://www.okadakazuo.com/)を立ち上げ、逆に「UECとドイツ銀行の取引行為に関する重大な疑惑について」と称して「乗っ取り」の経緯や「無法地帯」と化したUECの現状を詳細に記すなど、全面戦争ともいえる事態となっている。
国内でもカジノを含む統合型リゾート(IR)に関する議論が進む中、国際カジノ企業とパチスロ界の“巨人”による争いは、どんな結末を迎えるのだろうか?
●「岡田会長を応援する会」
http://www.okadakazuo.com/
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