オウム真理教・麻原彰晃の「死刑執行」間もなく……アレフ“過激派”信者の不審な動きを当局が注視
#オウム真理教 #麻原彰晃
いよいよ死刑執行──その時が近づきつつある。
オウム真理教の一連の事件に関わった死刑囚13人のうち7人が、東京拘置所から仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の拘置施設に移送された。関連の刑事裁判は今年1月に終結、法務省は各死刑囚の執行のタイミングを慎重に検討している。
最大の焦点は麻原彰晃=本名・松本智津夫=死刑囚の行く末だが、公安当局はオウム真理教の後継団体「アレフ」の信者が「麻原に帰依」して活動を活発化させていることに、強い危機感を持って警戒を強めているという。
全国紙の記者は「麻原が収監されている東京・小菅の東京拘置所の周囲では、信者が修行と称して歩き回っている姿が何度も確認されています。また、過激な思想の信者もいるようで、過去に起こした地下鉄サリン事件や殺人事件を神聖化しているような人間もいます。麻原が死刑を執行されたタイミングで、そういう人間が麻原にならって大規模無差別殺人事件などが起こさないか、懸念されているんです」と声をひそめる。
アレフの信者はオウム事件を知らない若者らの入信もあり、現在は約2,000人弱にまで増加している。公安当局は今月に入り、札幌市白石区にある全国最大規模の「アレフ」の施設を立ち入り検査した。すると祭壇には麻原の写真が飾られ、危険な思想を含んだ教義を広める本、映像などが見つかったという。
そんな状況で、麻原の死刑執行時期は刻一刻と近づいている。2019年内に平成に代わる新元号が発表される点や、天皇が譲位される慶事も控えていることもあり、平成の大事件は平成のウチにカタをつけるという意味で、その前が最適な時期ではないかとささやかれている。
さらに「現在、国民の注目は森友問題に集中しており、窮地に立たされている安倍政権は基盤が揺らぎ始めている。そこで国民の視線を大きくそらすためにも、麻原を含めたオウム関連死刑囚を一気に執行、もしくは首相の電撃訪朝で局面を打開したいという考えが官邸内部にはあるようです」(全国紙の記者)。
さまざまな要因が交差して、早期の死刑執行という流れになりそうだが、それによる「麻原に帰依」する信者らの暴走にも目を配り、我々も注意していく必要がありそうだ。
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