貴乃花親方が心酔する“オカルト教団”のトンデモ度「人間は今から5億年前、月から移住してきた」
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
ポスト安倍に、小泉進次郎以外に人材がいないことも確かだが、秋の総裁選に安倍が出られないということも確かなようだ。
今週の現代が、政治部記者50人に「緊急アンケート」をとり、安倍は辞めるのか、辞めないのか聞いている。
私は、こういう企画には首を傾げざるを得ない。もやは、安倍が辞めるのかどうかではなく、辞めさせなくてはいけないのだ。
これだけウソをつき続け、国民をだまし続けてきた人間を、われわれのリーダーと認めることはできない。
もし、安倍が辞めず、秋の総裁選で三選を勝ち取ったら、それは日本人が安倍という魔物に負けたことを意味するのだ。
記者の中で、朝日新聞の30代の記者が聞き捨てならないことをいっている。
「6月に国会が閉じれば、森友問題は過去の話に」なるというのだ。ふざけるなである。
あれだけ安倍にバカにされ嫌味をいわれたのに、ようやく改ざん問題をスクープして一矢を報いたのに、バカなことをいうのでない、と、私は腹を立てている。
記者の7割が三選はないといっている。当然であろう。後はどういう形で、安倍にとどめを刺すか。メディアの真価が問われている。
今週の第1位は、ビートたけしの独立問題と、文春で発表した小説をどう評価するのか、それらをまとめて1位にした。
私はテレビに出ているビートたけしが嫌いだ。第一、耳が悪いから、あの滑舌の悪いしゃべりのほとんどを聞き取ることができない。
時には、ボリュームを上げて聞いてもみるが、特段、面白いことも、ユニークな切り口があるわけでもない。
そんなたけしを、テレビ局が珍重する理由が私にはわからない。彼の映画もずいぶんと見た。処女作『その男、凶暴につき』(1989年)は面白かった。何の理由もなく人を撃ち殺す“不条理”さが新鮮だった。
先日公開された『アウトレイジ 最終章』まで何本か見たが、一部を除いて感心したものはない。
俳優としても多くの映画やテレビドラマに出演しているが、04年に封切られた梁石日原作の『血と骨』(崔洋一監督)で演じた、暴力の権化のような在日朝鮮人役は、凄まじくよかった。
だが、私は、彼のよさは書くことにあるのではないかと思っていた。ポストの連載は語りだが、毎週読んでいるし、だいぶ昔に『あのひと』(新潮文庫)も読んだことがある。
最近出した恋愛小説『アナログ』(新潮社)は未読だが、今週、文春で80枚を書き下ろした『ゴンちゃん、またね。』は、さっそく読んでみた。
ソープランドや歯科医の待合室に置いてある雑誌で、インタビューのまとめをしている小説家志望の男と、ゴンという柴犬の触れ合いを、飾りのない文章で描いた中編である。
よほど犬が好きだと見える。今度、独立して個人事務所を開いたが、それが「T.Nゴン」という。
物語というには起伏がないが、インタビュー相手が「マサイ族になった元厚生省事務次官」「暴力団からオカマになった親分」など、たけし独特の黒い笑いや、彼の舞台裏を入れ込みながら、読ませる。
私の家にいる寝たきり老犬も柴とラブの雑種(ゴンは血統書付き)だから、主人公のゴンに対する思い入れはよくわかる。
小説についてはこれくらいにしよう。彼が71歳になって、所属プロダクション「オフィス北野」から独立して愛人と事務所を構えたことが話題である。
彼には元漫才師の妻・幹子さん(67)がいるが、堂々と愛人と事務所を作るということの意味するところは、「愛人の居場所を用意してやった」ということになるようだ。
資産100億ともいわれるたけしだから、妻とカネで揉めることはないのだろう。
新潮によれば、この愛人とは、世田谷にある一戸建ての豪邸で一緒に暮らしているそうだ。
愛人は横井喜代子さん(仮名)といい、50歳代前半で、もともとは銀座のホステスをしていたという。
だが、漫才結成当時からたけしを知る元テレ朝の皇(すめらぎ)達也氏は「このままだと、たけしの才能がその女性のせいで潰されてしまう」と心配しているようだ。
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