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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「ウナギみたいなうどん」って!?
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第85回

鬼平の街で味わう江戸の味“うどん王国”埼玉で出会った「ウナギみたいなうどん」って!?

 そして、さらに違うのが、うどんの命ともいえる、のど越しと食感だ。本来、のどで味わううどんに対し、この一本うどんは、噛み締めて味うタイプ。極端に言うと「うどん」というより九州地方にある「だんご汁」のだんごを細くした練り物という方が合っているかもしれない。

 そして、見てわかるとおり、すすりあげて食べることはまず不可能だ。写真のように箸でつまみ揚げるのにも、けっこうな握力が必要なほどの質量があるからだ。ゆえに、たぐってはムシャムシャと咀嚼して食べるのが正解。そしてその歯ごたえとのど越しは、たわらやがギリ、うどんで、こちらはギリ、だんごなのだ(筆者調べ)。

 そして、濃い目のタレは甘しょっぱく、そこに半熟卵とネギを絡めて食べる、関東風すき焼き風味。「シメのうどんを一本にしてみました」的な、日本人が好きなど真ん中の味付けとなっている。

 

 掘れば掘るほど変わったうどんが出て来る王国・埼玉。次はどんなうどんと巡り会えるのか?

 五鉄一本うどん、うもうございました。

 

羽生 五鉄「一本うどん」800円

SNS映え  ☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

五鉄は、東北自動車道羽生サービエリア上り線の、時代劇風の江戸の街並みに入っている。

(写真・文=よしよし)

 

最終更新:2019/11/28 19:04
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