“10年ぶり”深田恭子『学校じゃ教えられない!』下回る惨事! 広瀬すず『anone』最終回5.6%
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イケイケの日本テレビらしからぬ視聴率をたたき出している連続ドラマ『anone(あのね)』。21日に放送された最終回(第10話)の平均視聴率は、前回から1.2ポイントアップの5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。期間平均は6.2%で、ここ15年の「水曜ドラマ」枠では、2008年放送の深田恭子主演『学校じゃ教えられない!』の期間平均6.4%を下回り、ワースト記録となりました。
初回の平均視聴率9.2%から右肩下がりを続けた『anone』。筆者としては、視聴率と反比例するように面白くなっていった印象なのですが、世間様はそんなことは関係なく、どんどん見放していったようです。もっとも視聴者の涙を誘った第9話が、よりによって自己最低の4.4%って……。
というわけで、一般的にはすっかり“大コケ”ドラマと言われてしまっている『anone』の最終回のあらすじを振り返ります。
※これまでのレビューはこちら
https://www.cyzo.com/tag/anone
■ハッピーエンド……?
中世古(瑛太)に脅迫され、仕方なくニセ札作りに協力していた亜乃音(田中裕子)は、主犯の疑いをかけられ警察の御用に。ハリカ(広瀬すず)も鑑別所に収容されるものの、首謀の中世古はニセ札を持って逃亡。一方、中世古同様に指名手配犯となったるい子(小林聡美)は、末期がんの持本(阿部サダヲ)を看取った後に出頭します。
鑑別所のハリカは、難病で入院中の彦星くん(清水尋也)から手紙が届き、毎日文通するように。さらに、先進医療による治療で元気になった彦星くんが突然、面会に訪れ、初めてちゃんと顔を合わせて話すことに。インドネシアのスポーツ「ヌルヌル棒上り」のことや、宇宙は「牛肉のたたきの匂いがする」といった、どうでもいい話で盛り上がる2人ですが、30分の面会が終わると、ハリカは監視役の職員に「(彦星くんとは)もう会いません」と告げます。
翌月、鑑別所を出たハリカは、逃亡中の中世古に「ニセ札が使える両替機、知ってます」と電話で伝え、おびき寄せることに成功。職質を受けた警察官を殴ってまで何カ月も逃げ回っていた中世古ですが、ハリカに「自首してください」「自首したほうが刑が軽くなるって」と促されると、あっさり了承。しかし、「自首する前に、陽人に会わせて」と、自身がかわいがっていた亜乃音の8歳の孫・陽人に会いたがります。
あのう、実際は指名手配犯が出頭しても減刑されない(量刑上は多少、考慮されるかもしれないけど……)はずなのですが、これはハリカが「そう思い込んでる」という演出? それとも、もっと深い意味があるのでしょうか? いやあ、難しいドラマですね……。
この後、中世古と陽人が再会。数年前に起きた火事の原因が自分にあるのではないかと疑い始めている陽人に、「俺が火をつけたからだよ」と教え込む中世古。ちなみに、中世古が陽人の記憶を上塗りしてあげているのか、本当に中世古が放火したのかは、最後まではっきりしません。ああ、モヤモヤ。
この後、出頭した中世古は8年の懲役が確定。一方、亜乃音は3年の刑期を終え、出所。迎えに訪れた22歳のハリカと手をつなぎ自宅へ戻ると、そこにはるい子と、るい子にしか見えない持本が待ち構えており、ニセモノ家族が復活。ラストは、4人がベランダから幸せそうに流星群を眺めるシーンで終了です。
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