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韓国で悪魔的“親族間の性暴力”が止まらない! 「人面獣心」たちの非道ぶり

※イメージ画像

 韓国で、親族間の性暴力が多発している。しかも、その内容も悪魔的だ。

 例えば、50代の男性A氏は、実の娘にわいせつ行為を働き、わいせつ動画をネット配信させたとして逮捕された。

 仁川桂陽(インチョン・ケヤン)警察署によれば、A氏は娘が高校2年生だった2012年から今年1月まで、約6年間に渡って娘にわいせつ行為を働いた。A氏は、障害を持つ妻が寝ている隙を見計らって犯行を重ねていたため、妻は娘が受けた被害に、まったく気づいていなかったという。

 さらに昨年7月からは、2カ月間に渡って成人向けライブチャットへの出演も強要。視聴者の要求通りに服を脱がせて荒稼ぎし、無職のA氏はそのお金を生活費に充てていたらしい。

 A氏は容疑を否認しているが、警察関係者は、娘が父に厳罰を科すことを強く求めていると伝えている。

 また、最近はこんな事件も起こった。

 30代の男性B氏は16年11月にフィリピン出身の妻と婚約し、その連れ子と3人で生活を開始。同年末からは、妻の父と兄、妹もフィリピンから呼び寄せ、自宅で共同生活を送るようになった。

 事件は結婚式を4日後に控えた2月14日に起こった。

 B氏は妻をフィリピン国籍の同僚とともにホテルに泊め、明け方に一人で帰宅。妻の連れ子と一緒に寝ていた義理の妹にわいせつ行為を働いた。B氏は義理の妹が動揺する姿を見ると、自分の部屋に連れていき、力ずくで押さえつけて強姦したのだった。

 B氏は「抵抗しなかったので合意があったと思った」と供述。一審では、B氏が161.8cm、67kgの小柄な体格であるため抵抗できた可能性があったことや、事件の翌日にB氏と義理の妹が2人っきりで外出していたことなどを理由に、無罪が言い渡された。

 しかし2審では、「親族間の性暴力事件では、被害を明かさず普段通りに生活することは珍しいことではない」として、結婚式を控えた姉と姪のために自身を犠牲にしたという義理の妹の供述に信ぴょう性があると認められ、B氏に懲役7年と120時間の性暴力治療プログラムが課せられた。

 このほかにも、実の娘2人が寝ている隙に父がわいせつ行為を働いた事件や、3年間にわたって実の妹2人に兄が性暴力を加えた事件など、韓国では親族による性犯罪が絶えない。

 実際、韓国大検察庁が発表した統計によれば、同犯罪の数は14年637件、15年688件、16年730件と年々増加している。しかも、それはごく一部にすぎず、性犯罪全体の被害親告率が10%未満と言われる中でも、親族による被害の親告率は特に低いという。

 それでも最近は、韓国で#MeToo運動が盛り上がる中、声を上げる被害者も増えているが、韓国で親族間の性暴力が絶えないのはなぜなのか。

 韓国の専門家たちは、その一因に、大人たちに対する性教育が不足していることがあると指摘する。性暴力サポートセンターなどを運営する社会団体「タックティーンネイル」のイ・ヒョンスク常任代表も、こう話している。

「オランダでは成人を迎えると、成人として守るべき義務について教わります。韓国では父母に対する教育を学校で行っていますが、忙しさなどを理由に出席率が低い。父母教育を受けなければペナルティーを受けるなど、システムを強化する必要があります」

 韓国で増え続ける親族間の性暴力。早急に対策が打たれ、“人面獣心”による事件が根絶されることを願うばかりだ。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・いま韓国で盛り上がっている「MeToo運動」。芸能人・著名人らが告発された理由は?
http://s-korea.jp/archives/30329?zo=1
・女性被害者に対して嫌悪感丸出し!? 韓国警察の暴言が酷すぎる…!!
http://s-korea.jp/archives/24341?zo=1

最終更新:2018/03/22 20:00
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