トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『海月姫』救いは芳根と内田の熱演!?

『海月姫』が、ついにフジ月9ワースト記録を更新! 救いは芳根京子、内田理央の熱演か!?

芳根京子の公式インスタグラム(@yoshinekyoko)より

 芳根京子が、NHK連続ドラマ小説『べっぴんさん』以来の連ドラ主演を務めた、フジテレビ月9ドラマ『海月姫』の最終回(第10話)が19日に放送され、視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)止まりだった。全話平均は6.1%となり、昨年1月期『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)の平均6.65%を大きく下回り、屈辱の同枠史上ワースト視聴率を更新してしまった。

 当初、フジでは今期に、TOKIO・長瀬智也主演『フラジャイル』続編の放送を予定していたが、ヒロイン役の武井咲が“デキちゃった婚”してしまったため、企画自体がお蔵入り。代案として浮上したのが『海月姫』だった。同作は、東村アキコ氏による人気漫画だが、2014年12月に能年玲奈(現・のん)主演により、映画化されながらも大爆死しているだけに、今ドラマの前評判は極めて低かった。

 初回は8.6%と1ケタ発進。その後、6.9%→5.9%と急降下。第4話で7.5%と戻したものの、平昌五輪中継とのバッティングもあり、第5話5.3%、第6話5.0%と低迷。同五輪は閉幕したが、第7話はアップするどころか4.9%に沈んだ。以後、第8話5.0%、第9話6.0%と低空飛行が続き、最終回でも数字を上げることはできなかった。

 前期の『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(篠原涼子主演)が最終回で記録した、単話での月9ワースト視聴率(4.6%)の更新こそ免れたのは、不幸中の幸いといえそうだ。

 序盤はバタバタ感がひどく、仕事をしない天水館のオタク女子集団“尼~ず”への、視聴者の反感も強かった。だが、立ち上げたブランド・ジェリーフィッシュのファッションショーを行った第5話から、ストーリー的にも一気に盛り上がりを見せるようになった。しかし、すでに脱落していった視聴者を引き戻すことはできず、低視聴率に沈んだまま終えてしまった。

「視聴率に恵まれなかった『海月姫』ですが、作品としては、駄作だった『明日結婚します』より、視聴者の満足度は高かったと思います。そんな中、救いといえるのは、芳根や内田理央の奮闘ぶり。これまでの清楚系のイメージをかなぐり捨て、オタク女子を演じきった芳根は、演技の幅が広がり、今後オファーが増えそうな気配です。常に赤ジャージ姿で、前髪で目を覆っている『まやや』役の内田にとっては、つらい役柄となりましたが、これまた吹っ切れた演技で評価を高めました。彼女もまた、女優としての仕事が増えるのではないでしょうか」(テレビ誌関係者)

 モデル、女優として活動する内田は、これまで、『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系/15年)、『ダメな私に恋してください』(TBS系/16年)、『逃げるは恥だが役に立つ』(同)、『大貧乏』(フジテレビ系/17年)などのドラマに出演してきたが、いまひとつインパクトを残せていなかった。来る4月期には、テレビ朝日系の土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』へのレギュラー出演が決まっている。この流れに乗って、存在感を高めたいところだろう。
(文=田中七男)

最終更新:2018/03/20 23:00
ページ上部へ戻る

配給映画