世論は安倍より石破へ……?「森友」改ざん問題で支持率急落の安倍政権は“死に体”か
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
さて、Twitterでアメリカを動かしているトランプ米大統領だが、金正恩との首脳会談を即刻受け入れたかと思ったら、またまたTwitterで、ティラーソン国務長官の解任を宣告し、後任にトランプの「熱狂的な擁護者」であるポンペオ中央情報局(CIA)長官を指名した。
もはや、金正恩も呆れる暴走ぶりである。ニューズウイーク日本版は、米朝会談について、こう危惧している。
「トランプ政権にとって、本格的な外交交渉は初体験だ。しかも人材が不足している。国務省の北朝鮮担当特別代表だったジョセフ・ユンは前触れもなく辞任した。核問題をめぐる6カ国協議でアメリカの次席代表を務めたこともあり、次期中韓米国大使の本命とされていたビクター・チャは、土壇場になって候補から外された」
金正恩は、米韓軍事演習を受け入れ、核放棄にまで言及している。また、ニューズウイークによれば、韓国特使との夕食会で、金は南北統一についても口にしたという。
金正恩の思惑が、経済制裁をなんとか緩和してもらいたい、核装備を完全に終えるまでの時間稼ぎというところにあったとしても、北の対話姿勢によって、アメリカは中国を説得して追加制裁を打ち出すのが難しくなったし、そもそも対話を望むといったのはトランプだから、「もしこのチャンスを逃したら、追加の経済制裁をしたくても国際社会の同意は得られないだろう」と見ている。
金正恩の外交手腕は、安倍はもちろんのこと、トランプよりも上なのではないか。
思想家・西部邁(享年78)が自裁死して2カ月近くたつが、彼の自死をほう助した人物がいるとして、警視庁捜査一課が極秘調査をしていると、新潮が報じている。
現場は、東急東横線田園調布駅から近い多摩川河川敷の川べり。西部氏は、末梢神経痛で手が不自由だったのに、遺体は直径3センチぐらいのワイヤーのような頑丈なロープにつながれ、流されないようになっていたというのである。
彼には長男と長女がいた。彼らではなく、遺族以外の第三者が手伝ったのではないかと、警察は見ているという。
「死に方は生き方だ」と常々いっていた西部氏だが、死に方にも完璧を求めたようだ。
ところで、文春が火をつけた女子レスリングの伊調馨たちによる「栄監督のパワハラ問題」は、内閣府の公益等認定委員会の聞き取り調査が始まったが、どうも先行き不透明なようである。
新潮は、文春とは真逆の論調で、この告発の裏には伊調の従兄弟がいて、この男には黒い噂があり、今回も、いっていることはデタラメばかりだと報じている。
栄監督や日本レスリング協会のいい分では、説得力がないが、今回は、至学館大学の谷岡郁子学長が出てきて、伊調側のいい分に反論している。これがなかなか説得力があるのだ。
「馨には、栄監督が吉田沙保里ばかりを依怙贔屓するという思い違いがあるのかもしれない」として、吉田がリオ五輪でビジネスクラスに乗り、馨はエコノミーだといっているが、JOCの規定では、トップアスリートであってもエコノミーの交通費しか出ない。
吉田は自腹でアップグレード分を支払っている。「決して、不公平に扱ったわけではありません。馨もそれはわかっているはずなのに」という。
東京五輪については、「これまで馨は、“東京五輪は白紙”と繰り返してきました。その上、昨年暮れには、所属先のALSOKの契約更新でも専属選手契約から社員契約に切り替え、教育・訓練部から広報部に異動になっている。協会内では誰も、5連覇を目指しているとは思っていなかった。だいたい馨は現在、選手登録もしておらず、栄監督にしても練習の邪魔をしようがありません」。
この学長、3月15日に同大で記者会見を開き、「週刊文春など一連の報じられたパワハラなどの内容は事実と異なるとの認識を示し、『重大な人権侵害』として、栄氏側が訴訟の準備をしていることを明かした」(日刊スポーツより)。
文春は、栄氏はパワハラだけでなくセクハラでも有名だとして、何人かの至学館出身の女性たちが、栄から受けた暴力行為や、セクハラを証言している。
何しろ、栄氏は、「二メートル以内に近づくと子供ができる」といわれるそうで、教え子と結婚して離婚し、08年には19歳年下の教え子と再婚しているそうだ。
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