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川上奈々美がファッションヘルスのカリスマ嬢を直撃!「わたしたち似てるかも」

 2012年にデビューして今年デビュー7年目。現在は恵比寿☆マスカッツのメンバーとしても活躍するAV女優の川上奈々美ちゃん。AV業界やアイドルとしての活動のほかにも、年に一度、浅草ロック座でストリップのショーを行うなど、さまざまなジャンルで存在感を発揮しているが、今回はそんな奈々美ちゃんに「異なる職種同士の同世代の女性対談」なる企画をお願いしてみました。

 対談のお相手は全国各地の優良風俗店の求人のみに厳選した風俗求人『みっけ』(https://work-mikke.jp/)を通じて風俗業界に飛び込み、茨城県のファッションヘルス「土浦ハッピーマットパラダイス」で働くカリスマ嬢のまりなちゃん。業界は違えど、きっと共鳴しあえる点もあるはずと、今の仕事を選んだ理由や、仕事をしていて楽しい事、苦労話や悩みなどを告白しつつ、お互いの仕事の共通点を探してもらいました。

とってもセクシーなお2人です

──まりなさんはファッションヘルスの業界でキャリア6年目とか。そもそもヘルス業界に入ろうと思ったきっかけは何だったんですか?

まりな 最初は興味本位だったんです。もともとチョコレートショップで、ずっと働いていたんですけど、風俗で働いていた友達と久しぶりに会って話をした時に、「あんたに向いているよ」って誘われたのが飛び込んだきっかけです。

川上 向いているって、何を見て判断したんでしょう

まりな もともと根っからスケベだったので。それを踏まえて誘ってくれたんだと思います。わたしも聞いてすぐに興味がわいて、まずは体験入店から始めてみようかなって。

川上 体験入店というのがあるんですね。

まりな はい。1日やってみて「これはやばい」って。「これは極めたい!」って(笑)。根が肉食系だったので、すぐにハマってしまったんです(笑)。

川上 肉食系なんですね。そこはわたしも一緒(笑)。

──具体的にはどういう部分を「極めたい」と思ったんですか?

まりな わたしがいるお店は、女の子がひたすら男の子を攻めるマットのお店なんです。相手に奉仕をするわけですけど、それをやっていて自分でも楽しいなって。達成感もすごく大きくて。頑張れば頑張るほど認めてもらえるし、ちやほやしてもらえるし。お客さんにどうしてあげたらもっと喜んでもらえるのかなって興味も湧いて。

──達成感というのは、相手が射精をした瞬間に感じるんですか?

まりな そうです。してやったぜって。相手が射精するたびに向上心が湧くんです。快感ですよ(笑)。

──さすがプロですね(笑)。

川上 同じお店の女の子同士で、テクニックを教え合ったりはするんですか?

まりな 長く勤めている子から「あたしは、こんなことしているよ」って教えてもらうことはあります。でも、珍しいです。同じお店で働く女の子との接点って、意外とないので。

川上 なるほど。

──川上さんも女優同士、テクニックを交換し合ったりすることはあるんですか?

川上 女優同士はないですね。スタッフさんと男優さんにテクニックを教えてもらって磨いていく感じです。逆に、わたしから男優さんに教えることもありますよ。

──風俗だと時間ごとにコースが区切られていて、テクニックの向上の結果、男性が早くイカされてしまって、時間が余っちゃうみたいなことにはならないんですか?

まりな そこはちゃんと考えているんです。女の子が攻めるお店なので、お客さんもMっ気のある人が多いんです。だからイキそうになったところを焦らしたりすると、逆に喜ばれるんです。最後の最後まで焦らす。早い時間でイッたからといって、別にサービスが終わりというわけでもないし。そういう時は、その後も2回戦ですよ(笑)。もう出ないからっていう人には、時間一杯までいちゃいちゃしてあげたり。お客さんの心を、決められた時間の中で満たしてあげるのが、わたしの役目なんです。

川上 すごい!

まりなちゃんはかなりの癒しキャラです

──体験入店で「これは極めたい」と思ったということですけど、いきなりお店の現場に出て、マットプレイで相手を先導していくことってできるものなんですか?

まりな いきなりは無理です。

──素人から飛び込むと、お客さんと初めて向かい合って、どうしていいかわからないですよね?

まりな 最初はすごく苦労しました。今もまだ完璧じゃないんですけど、それなりに形になっていくには3年くらいかかりました。できなくて、悔しくて泣いたこともいっぱいありますよ。でも本質はわたしもMなので、泣けば泣くほど「やってやる」って気になったりして、頑張れましたけど。

川上 そこもすごくわかるな~。わたしも本質はドMです(笑)。

──結果的に、ファッションヘルスで働いてみてよかったですか?

まりな よかったです。

川上 何年くらい勤めると、ベテランとして扱われるようになるんですか?

まりな 6年やると、それなりにベテラン扱いです。技術とかも、ほかのお客さんから褒められることが多くなりますし、お客さんから「今までの風俗はなんだったんだろう」って感心されるようにもなりました。自分では、まだまだだと思っているんですけど、技とか接客の部分で褒められることは多くなりました。

川上 長い人だと何年目の人がいるんですか?

まりな うちのお店だと、オープンして10年以上。働いている人の中には、オープンからいる人もいます。

──奉仕の精神が生きてかどうかわかりませんが、まりなさんはボランティア活動にも取り組まれているんですよね?

まりな はい。

川上 なんですかボランティアって。

異業種対談で奈々美ちゃんも真剣なまなざし

まりな 海外でのボランティア募集で、先日、タンザニアに行ったんです。そこで浜辺のゴミ拾いをしたり、マングローブの植樹を手伝ったり。

川上 すごいですね。

──なんでまた、そういう活動を始めようと思ったんですか?

まりな ちょっと人生に行き詰まっていた時期があったんです。プライベートで、いろいろあって。わたしって、なんのために生きているんだろうって思っている時に、何かびっくりするようなことしてみたいなって思ったんです。

──思い切って、アフリカに行ってみようと。

まりな もともと一人旅が好きだったんですけど、自分が行くところって治安がいいところばかり。行き先を変えて、治安が悪いところに身を投げ出してみたら、少しは生きる意味も見つかるかなって。人生のターニングポイントになるかもって。いろいろ調べて、タンザニアでの社会貢献に参加することにしたんです。

川上 さっきからお話を聞いていると、すごくいい人。話を聞いているだけで伝わってきます。でもそういう性格だと、悪い人に騙されたりしないですか?

まりな たまにあります(笑)。

川上 やっぱり。ダメ男キラーになっていたりとか?

まりな 鋭いです! 今は学習してセンサーが働くようになりましたけど。女癖の悪い人に当たってしまったりということが、たまにあります。でも貢いだりはしないですけど。

川上 ダメ男君も甘えちゃいますよ。こんな優しい感じの人だったら。

まりな 包容力だけは、自分でも海だと思っています(笑)。

川上 ちなみに、わたしもダメ男キラーなんです。貢いだりしましたよ。しっかりしているつもりだけど、プライベートは甘えたいし、結構ズボラだったりするから、自然とヤバいのが集まってくるみたいで(笑)。ヤンキー系もオタク系もきたりします。かわいいなって思って付き合ったら「騙された!」って。

──ダメ男君に構いたくなる性格ということなんですかね?

川上 そういうヤバい人たちほど表面的な優しさがあって、優しくされたら好きになっちゃうじゃないですか。それでいつもコロッと(笑)。

まりな わたしも惚れっぽいので気持ちわかります(笑)。

──まりなさんは、お客さんに本気で惚れたりなんてことはあるんですか?

まりな 何回かありましたね。回を重ねて、その人の生き方とか話し方、考えとかに触れていくと、好きになることも稀に出てくるんです。

話すと奈々美ちゃんの目に吸い込まれそうです

──奈々美ちゃんのほうは、何がきっかけでAV業界に入ったんですか?

川上 スカウトです。渋谷のスクランブル交差点だったんですけど、最初はモデルとか、タレントとか違うことでスカウトされて……。でも、わたしもまりなさんと同じ。セックスが大好きだったから、AVだとその後わかっても、抵抗はなかったです。

──入ってみてよかったですか?

川上 天職かもって。最初の3年くらいは辞めたいなと思うこともありましたよ。でも、なんかここまで来たら逆に面白いなって。入ったきっかけは決してお金ではなかったです。表現をすることは、もともと好きだし。AVは表現じゃないっていう人もいるんですけど、わたしは表現だと思ってやっているので。

──女優としてのプロ意識は、どんなところに出るんでしょう?

川上 撮影の現場で、いかにリアルなセックスができるかを大切にしています。なるべく嘘をつきたくないんです。だからドラマもののようなシナリオのあるものであっても、リアルなセックスを心がけて、いつもやっています。

──デビューして苦労した点はどんなところですか?

川上 まわりはボン、キュッ、ボンのナイスバディばかり。きれいな、かわいい子がいっぱいいて、アイドル性の強い子もたくさん。葵つかさちゃんとか小島みなみちゃんとか、本当に魅力的な女の子ばかりで、わたしはそういうのはないから、どうやって前に出たらいいだろうって。最初は元気キャラでやっていました。本当はめちゃくちゃネクラで人見知りなのに(笑)。

──元気キャラは本当の自分じゃない?

川上 自分自身が強く反映されているのは、デビュー作だけ。後は川上奈々美という女優を、ずっと演じています。自分を隠しているんです。なりたい自分を、ずっと演じている感じです。

──デビュー作には、奈々美ちゃん自身がすごく反映されている?

川上 自分で見たんですよ。そしたら何にもしゃべらない、すごく挙動不審な嫌な自分がいて、それが素なんですけど。でも、わたしには前からなりたい自分像があって、元気で天真爛漫というキャラクター。明るくて誰とでも話せて、みたいな。それを2作品目から頑張ってやっていきましたね。AV女優の子はみんなそうだと思いますよ。自己プロデュースの力がないと、やっていけないと思うんです。

まりな わたしの業界でも全く一緒です。同じです。わたしも周囲の中で、そういうことをすごく考えてやっています。

──奈々美ちゃんは最初の3年はしんどかったって言いましたけど、その後はなんで楽しくなったんでしょう?

川上 すごく神経質で人見知りがあって、表には出ないけど、体もしんどかった。エッチは好きだけどカメラは回っているし、シチュエーションもめまぐるしく変わるしで、それが原因で自分の中でセックスが楽しめなくなっていたんです。下半身が痛くなったり。鉄マンと弱マンがあるんですけど、わたし弱マンだなって。でも、弱マンの原因は、ほとんどメンタル。この環境、嫌だなって思っていたら、あそこも自然と小さくなって、入れると痛いって感じるようになっていたんです。その後、弱マンはメンタルの持ちようで変わるって気付いて改善していって、今は克服しました。現場が一番楽しいです。表現だ、作品撮りだって思いだしてから、弱マンも治ってしまいました。

──男優さんとの相性もあるんじゃないですか?

川上 わたしは相手の中身を見てしまうからか、正直、好き嫌いはめちゃくちゃありますよ。顔とか体型ではなく、押しの強いタイプの人は、ちょっと苦手とか。わたしの作品なのに「これこうして、こうしようよ」とか言われると、「ちょっと……。わたしの作品なのに」って。自信がない人の方が逆に好きです。男優さんであっても、撮影のその瞬間は、きちんと愛のあるセックスをしたいんです。そのためには、ちゃんと相手と向き合わないといけない。でも向き合ってくれない人も多いんです。それを向き合わせるまでに時間がかかったりするし、最終的に向き合わないまま終わってしまって「はあ……」なんてこともあります。楽しいセックスをしてくれる人が好きです。

──まりなさんも、お客さんで合わない人って、やっぱりいますか?

まりな いますね。川上さんと同じで、ぐいぐいこられると、「とりあえずわたしに任せてよ」って。任せてくれないと、わたしも技ができないんですよ。強がっている人とかも困ります。女の子に負けたくない、みたいな人。

川上 いますよね。見栄とか張る人!「俺、わかっているから」みたいな人。嘘つかないでよって思うんです。気持ちよくなりたいっていう、自分のそのまんまの気持ちをぶつけてくれたらいいのにって。自分の皮を剥いでこっちに来てって。

まりな (笑)。

まりなちゃんのお客さんは月に70人以上!

──まりなさんは、月に何人くらいのお客さんと接するんですか?

まりな 朝から夕方までしか働かないんですけど、月にだいたい70人から80人。そのうちリピーターの方がだいたい40から50くらい。1日で5~6人の人を接客するイメージです。

──そんなにたくさんの人を相手にすると、体を壊したりしないですか?

まりな わたしはあんまりないです。流れが決まっているので。今は目をつぶっても、できるようになりました。睡眠不足のときは、たまにお客さんの上で動きながら眠っているときもあります(笑)。

──座頭市みたいですね(笑)。

まりな 目を閉じても、手が勝手に動いている。

──男性の性器を見るだけでこの人はイキにくいとか、イキやすいとかわかったりもするんですか?

まりな だいたいわかります。イキにくい人とか特に。最初、体を洗ってあげるんですけど、お客さんのリアクションや、あそこの形でわかるんです。もちろん男の人の側からすると、女の子とのフィーリングが合うか合わないかでイキやすさも変わってくるとは思いますけど。

──AVの世界ではどうですか。男優さんがイキやすいとかイキにくいとかあるんですか?

川上 もちろん、ありますよ。

──イカないと女優さんも責任感じたりするんですか?

川上 しますよ。デビュー当時は特に気にしました。わたしが原因かなって。撮影の時に、「勃ち待ち」という時間があるんですよ。男優さんが勃起するのを待つ時間なんですけど、そういう時は乳首を舐めてあげたりとかキスしてあげたりとか、しごいてあげたりとか、全面的に協力しますよ。

──男優さんをイカせるコツは何ですか?

川上 わたしの場合は心理戦です(笑)。相手の気持ちを鷲掴みにするとか。計算高い女みたいに思わないでくださいよ(笑)。だから撮影の時は、あいさつする時からもう心理戦が始まっているんです。それが結構楽しかったりするんです。

まりな 面白いですね。

川上 お互い業界は違えど、なんだか似ている部分、たくさんありますね(笑)。カメラが回っているか回っていないかくらいの違いかな。本当に近いですよ。

奈々美ちゃん、異業種対談に興味津々でした

──共鳴しあえたところで最後に、お2人の今後の展望を聞かせてください

まりな この仕事が好きだから、もっといっぱいお客さんに楽しんでもらいたいし、もっとびっくりさせてあげたいです。

川上 わたしもびっくりさせたいです。ここまで来たら、わたしの方も隠すものはないし。これからは、大きいこと言うと、AV女優さんなのに異業種で活躍できるような存在になりたい。お芝居の場で活躍するとか。ドラマや映画に出ようが、AVも出るみたいな。もっと広いフィールドで活躍して、みんなをびっくりさせたいんです。
(取材・文=名鹿祥史)

■まりな
ファッションヘルス『土浦ハッピーマットパラダイス』
お店の公式ホームページ(https://www.happy-matto.com/

■女の子の高収入求人サイト『みっけ』
公式ホームページ(https://work-mikke.jp/
『みっけ』が運営するウェブマガジン(https://work-mikke.jp/mikke_story/

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最終更新:2018/03/26 11:00
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