かまいたち、ダイアンが4月から上京「実力派の方が東京で苦戦する」のジンクスを破れるか?
#お笑い #ダイアン
昨年『キングオブコント2017』(TBS系)で優勝し、年末の『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)でも決勝に進出したお笑いコンビ・かまいたちが、4月より活動の拠点を大阪から東京に移す。また、キングコングや南海キャンディーズの山里亮太と同期となる漫才コンビ・ダイアンも4月に上京。吉本所属の大阪の実力派コンビ2組が東京に出てくることについて、お笑い関係者はこう話す。
「かまいたちは、2009年から10年にかけて、フジテレビのコント番組『ふくらむスクラム!!』『1ばんスクラム!!』にレギュラー出演していましたが、その時は大阪から通っていました。それから約8年たち、満を持しての東京進出となります。実力的には申し分ないとは思いますが、大阪のテレビ番組に慣れすぎているがゆえに、東京の芸能界になかなかなじめない可能性もあるでしょう。ダイアンについても同様だと思います。最初は苦労しそうですね」
一方、スローテンポな漫才で人気のコンビ・大自然も4月に大阪から上京する。
「大自然は芸歴8年くらいで、コンビ歴は3年目。人気急上昇中ですが、かまいたちやダイアンに比べると、キャリアは浅く、大阪での仕事量も少なかった。大阪の芸能界が体に染み付いていない分、東京には順応しやすいかもしれないですね」(同)
実力派こそが苦戦を強いられ、キャラクターが濃い若手芸人のほうが早く売れてしまうというのは、東京のお笑い業界ではよくあることだ。放送作家はこう話す。
「今でこそ大ブレークした千鳥ですが、上京してから1年くらいなかなか結果が出なかった。そもそも実力派という触れ込みで上京してしまうとハードルは上がってしまうし、本人たちも肩に力が入りすぎて空回りしてしまうことが多々ある。全国区のバラエティー番組だと、瞬発的な笑いを求められることも多いので、結構難しいんですよ。でも、たとえば大阪では無名だった女性コンビ・ガンバレルーヤなどは、大阪で売れるより前に、全国区のバラエティーで活躍している。若手ということでハードルも低くなり、その分伸び伸びできて、結果につながりやすいんです」
さらに、東京のお笑い界では、かまいたちやダイアンと競合する芸人が多すぎるという事情もある。
「16年のM-1王者・銀シャリは東京で活動中ですが、そこまでブレークというわけでもない。また、17年のM-1王者・とろサーモンも、これから頑張らなければいけない状況です。そういったライバルたちがいる中で、かまいたちとダイアンは戦わなければならないため、かなり大変でしょう。吉本の中だけでなく、他事務所のライバルもたくさんいるわけですから、おそらくここから数年は正念場となると思います」(同)
千鳥のように成功を収めるのは、どのコンビなのか? 熾烈な椅子取りゲームが始まる。
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