トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』  > とんねるず“活動休止”を正式発表か!?
本多圭の「芸能界・古今・裏・レポート」

石橋貴明はバラエティに固執、木梨憲武はドラマ・アート方面へ……とんねるず“活動休止”を正式発表する可能性

 3月をもって長寿バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が終了となる。とんねるずのライフワークともいえる同番組が終わることで、コンビ自体も4月より事実上の活動休止状態に入り、ともすると活動休止を正式発表するかもしれないという情報が流れている。

 石橋貴明はフジの事実上の権力者・日枝久相談役との蜜月関係もあり、『みなおか』の代替として、新たなレギュラー番組『石橋貴明のたいむとんねる』が用意されている。月曜夜11時からの枠で、ミッツ・マングローブとともにMCを務めることが決定しているが、そこには相方の木梨憲武の名前は入っていない。

 とんねるずの活動として、コントやバラエティに固執する石橋は、2人そろっての出演を切望したが、木梨はこの番組企画に賛同しなかったとか。石橋単独での新番組は、スタート前からすでに爆死が予想されている。

 新番組で、とんねるずとしての出演がかなわなかった理由のひとつは、木梨の今後の活動方針にあるという。木梨は『みなおか』の終了が決まった時点より、俳優業に本腰を入れるといった情報が流れており、4月20日には木梨の16年ぶりとなる主演映画『いぬやしき』が公開を控えている。

 さらに、木梨は昵懇の仲である俳優・水谷豊を通して、同氏が主演する人気ドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)で、反町隆史の次の相棒としての出演を根回ししているともいわれている。

 きっかけは3年前にさかのぼり、テレ朝系で放送された特番『豊さんと憲武ちゃん!旅する“相棒”伊豆ドライブ編』で木梨が水谷と共演した際のことであった。番組内で、当時『相棒13』で3代目相棒を務めていた成宮寛貴卒業の話題になり、木梨が「次の相棒の撮影はいつからですか?」と尋ねたところ「あるとしたら、7月か8月かな」と水谷が答えた。すると木梨はいきなり「じゃぁ、夏頃スケジュールを空けておけばいいですか?」と言い、水谷があっけにとられるシーンがあった。当時の木梨はギャグとして発言していたのだろうが、『みなおか』終了となる現在では、『相棒』への出演は俳優業シフトへの願ってもないチャンス。なんとしてでも水谷の力添えを得たいところだろう。

 しかし、俳優業シフトへの可能性が高まる一方で、アーティスト志向が強く、絵や彫刻などにハマり、個展まで開いている木梨は、絵画の勉強のために海外留学するという情報もあるとか。いずれにしても、コントやバラエティに執着する石橋とは方向性が違うことは確かだろう。

 また、活動方針の違いもあるものの、フジでの『みなおか』終了後、他局でも2人そろってバラエティ番組で起用するほどの予算がないのが現状。もはや、とんねるずとしてのオファーは今後期待できないだろう。

『みなおか』終了に伴い、4億円もの年間収入を失うといわれているとんねるず。4月からはコンビ活動休止状態となり、個々の活動でしのいでいくことになるのだろうか? 今後のとんねるずの動向から目が離せない。
(文=本多圭)

最終更新:2018/03/15 08:00
ページ上部へ戻る

配給映画