羽生結弦フィーバーに便乗? “霊感商法ネックレス”に占い師が警告「広告塔になってしまうのは……」
#羽生結弦 #フィギュア #平昌五輪
平昌五輪フィギュアスケートでの金メダル獲得で巻き起こった羽生結弦フィーバーによって、競技使用曲「陰陽師」のサントラCDや、記念切手シートなどの関連グッズがバカ売れした。羽生が愛用している数種類のネックレスもそのひとつなのだが、その中の1点について、ある女性占い師が「注意してほしい」と警告している。
「あるスピリチュアル系の人物が『念』を送って価値を高めるという、パワーストーンのようなモノがあるんです。これは私たち占い師の間でも『要注意』のシロモノで、『念』を送ってもらうのに、高いお金を払えば払うほど効果があるとされている霊感商法的なもの。国民的スターの羽生さんが身に着けることで、それをマネして高額なお金を注ぎ込む人がいるのではと心配なんです」
この占い師は「占いは、あくまで統計学によるアドバイス」とし、高額な商品を売りつける霊感商法に反対している人物。その手の被害者からの相談にも、無償で乗っている。
「ファッション的には、誰がどんなアクセサリーを身に着けてもいいですし、それが高額ブランド品であっても問題ないと思います。でも、目に見えない霊的なパワーとか、ありもしないことを付加価値にして高いお金を払わせるのは、詐欺のようなことだと思っているんです」(同)
ただ、問題のネックレスは女性誌が過去の記事で取り上げており、タイ古式マッサージを学んだ地元の整体師が、霊的な力を発揮させる「チャクラの仙人」で、タイから取り寄せた石に念を込めたものだとされ、その力を信じた羽生の母親がネックレスや衣装などに使用させていると伝えたことがある。
羽生自身がその霊的な力を信じてそれらを着用すること自体は、フィギュアスケート競技のルールに違反しているわけでもないが、占い師はこのフィーバーによって「彼が広告塔のようになってしまうのは、よくないのでは?」と指摘する。
「一般的なネックレスの常識的な価格なら話はわかりますが、高額なお金を出せば出すほど効果があるとか、根拠のない霊感商法は、過去にも社会問題になっていますからね。羽生さんの大活躍は彼自身の努力の結果であって、霊的な力のおかげでないのは明らかなので、誤解する被害者が出ないことを祈りたいです。身に着けただけで霊的なパワーが上がるなんてあり得ません」(同)
実は、五輪の結果を受け、あるテレビ番組が羽生の特集を組んだ際にも、問題のネックレスを取り上げる企画案があったのだが、これは事前の会議の中で異論が出てボツになった。これまた同番組に出演するスピリチュアル系のタレントが「悪影響が心配」と助言したためだ。
世間から見れば同類の占い師やタレントが“待った”をかけていることには「同業者潰しか?」といった見方もあるが、実際に羽生の身に着けたネックレスが霊感商法と見なせるものかどうかはハッキリしていない。ただ、もし「高いお金を払えば払うほど効果がある」といったシロモノであれば、テレビで放送するには影響のリスクが高すぎるのも確かだ。いずれにせよ、羽生人気はとどまるところを知らず、身に着けているものにまで関心が高まっているわけだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)
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