国民栄誉賞は「いらないオマケ」? ボクシング世界王者・村田諒太が、羽生結弦の“政治利用”をブッタ斬り!
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
同日、安倍ベッタリの渡辺恒雄主筆が率いる読売新聞一面トップは「羽生選手 国民栄誉賞」だった。
だが、安倍は、この改ざん問題が事実であっても、またぞろ官僚たちに詰め腹を切らせれば、一気に問題が片付くと考えていたようだ。
予想通りに、国税庁長官に栄転させた佐川宣寿前財務省理財局長をクビにした。だが、この件の担当者が自殺していたことや、書き換えられた中に「安倍昭恵」の名前もあったという報道までがあった。
今回は身内である自民や公明からも、財務省に対して、資料の調査と関係者の聞き取りを行えという強い要求が出てきたのである。
6日に行われた自民党の副幹事長会議の席で、小泉進次郎は「今までの問題とは質が違う。与党としての自浄能力も試されている」と言及した。
監督責任が問われる麻生財務相は、自身の関与について、「俺が指示することは全くない」と語っている。しかし、麻生の辞任はやむをえないという空気が広がっている。
だが、党内第二派閥を率いる麻生派を敵に回せば、秋の総裁選を乗り切れない。安倍は確実に追い詰められている。
私が推測するに、朝日新聞は件の文書を入手している。それも入手先は大阪地検関係者からであろう。
今月末から、S・スピルバーグ監督の映画『ペンタゴン・ペーパーズ』が公開される。アメリカの歴代政権が、ベトナム戦争についてウソをつき続けてきたことを告発した機密文書を巡り、時のニクソン政権は、それを報じたら逮捕するという恫喝に対して、敢然と立ち向かったワシントン・ポストの女性社主の覚悟と決断を描いた映画である。
同じ年に日本では「沖縄密約」をスクープした西山事件が起きるが、あえなく日本の大新聞は、政権の仕掛けた罠にはまり、言論の自由や国民の知る権利を置き去りにして退散してしまったのである。
現在、アメリカと同様、言論の自由が崖っぷちに立たされている日本の報道機関だが、今回の朝日の大スクープが、安倍政権を追い込めていることは間違いない。
それに昭恵の関与が明確になった今、彼女の証人喚問は避けられないはずだ。安倍は、この件で私と妻が関与していたとすれば、総理も議員も辞めるといい切っていたのだ。
安倍にベッタリだった読売や産経新聞も、この件に関しては論調を一つにして、言論で安倍政権を倒すという覚悟をしてもらいたい。
安倍が尊敬する岸信介同様、メディアと世論に押されて辞任をせざるを得なくなる。まだまだ日本の言論機関も捨てたものではないという底力を見せてほしい。今ここで!
【巻末付録】
このところ、SEXYグラビアに両誌、見るべきものがない。現代は、「岡田奈々、二十歳の素顔-AKB48新センター、STU48初代キャプテン」「『モグラ女子』大集合!-大好評!『フライデーホワイト』から厳選」。モグラとは、モデルとグラビアアイドルの両方で活躍している女の子だという。
袋とじは「松本まりか『あざと可愛い』過激ショット-話題の連ドラ出演中の女優」。この子のことはまったく知らないが、写真はなかなかいい。
ポストは合併号だから、相当いいものをやってくるに違いない。そう思っていたのだが……。
巻頭は「地方局美人アナと浸かる『ご当地の名湯』」。地方局のアナウンサーを風呂に入れて写真を撮る。
考えただけでもご苦労なことである。ただただご苦労様というしかない。
次は「アグネス・ラム、色あせぬ初恋の記憶-こんなアグネス見たことない!!」。
袋とじは「揺れるバスト100センチサミット『B7』-豊満グラドル7人が語り合う!」。これはQRコードを使ってアクセスすると、オッパイ動画が見られるという仕掛けだが、スマホを使えない、使わない高齢者はどうするのかね。
IT格差を助長していないのか、ポストは?
「死ぬまで死ぬほどSEX/観て、読んで、聴ける究極のアダルトビデオ」もQRコードでアクセスすると、彼女たちが朗読する官能小説が聞けるというのだが。
次の袋とじ「現役グラドル4人の『野球拳』動画-負けたら全裸!」もQRコードもの。
「伝説の海外ポルノ女優図鑑/裸の先駆者が残した艶めかしくも鮮やかな記憶」
「山本みどり、封印されたヘアヌード」
「美しき女優たち・奇跡の瞬間-大人の色香をとらえた貴重な未公開カット」
「西田幸樹『なをん。』/竹内佳菜子君が、はじまる」
「春爛漫!さくらヌード祭り-あなたはどのサクラがお好きですか?◆AV女優・桜樹ルイ、桜空もも、紗倉まな、佐倉絆」
量は目いっぱいある。これでQRコードとやらにアクセスできればお買い得なのだろうが、あいにく、IT下流老人なので。まあ、これだけ手間暇かけてやってくれたのだから、ポストに軍配を上げよう。
(文=元木昌彦)
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