国民栄誉賞は「いらないオマケ」? ボクシング世界王者・村田諒太が、羽生結弦の“政治利用”をブッタ斬り!
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
文春は、こうした元婚約者の告発には批判の声がないわけではない、としながら、この元婚約者が告発に至った経緯を書いている。
彼は秋田県出身で、高校卒業後、上京してスイスの高級腕時店で修業したという。その後、フランス系のメーカーで、万年筆などの修理の仕事をしていた。
だが昨年6月、パリの本社から解雇契約の打ち切りをいい渡されてしまったそうだ。住まいのローンが残っていたため、新しいアパートに引っ越し、クルマも手放した。
その時、彼女に貸した400万円が手元にあればと思いながら暮らしていた。仲のいい友人と飲んでいた時に、そのことを話すと、「それはひどい!」と憤り、その友人から女性誌(週刊女性)に話が伝わったというのである。
そうして現代と同様のおカネを無心するメールを示し、返済のために宮内庁のおカネは使ってほしくない、それは税金だからと話し、「圭くんは若い。本人が働いて稼いだお金で返せるはずです。少額ずつでも良いから、せめて『返す意思がある』ことは示してほしい」という。
耳障りのいい言葉だが、事実関係が、これまでとは違うところがある。元婚約者がカネを返して欲しいという手紙を送ったのは、たしか13年頃だったはずである。
また、最初に報じた週刊女性でも触れているが、彼は借用書を一枚も取っていないし、小室圭さんの母親は、「贈与されたもの」だと主張している。
この男性のいうことが100%事実ならば、彼女の側にモラルの問題はあるかもしれないが、訴訟を起こすことはできないはずだ。
4~5年前に起きたことを、去年のことにすり替え、結婚話が進行している最中に、週刊誌に小室家に不利な情報を流し、私信であるメールまで公開するやり口は、褒められたものではない。
そしてついには、圭さんには付き合っていた彼女がいたということまで暴露するのである。
フライデーによれば、その男性はこう語っている。
「(眞子さまとは別の)彼女の話が出たのは、圭くんがアメリカ留学に行った’12年9月の少し前だったと思います。圭くんと母親の佳代さん、そして私の3人で食事を終え、お茶をしていた時。佳代さんがふと、『圭ちゃん、あのお嬢さんとは、最近どうなの?』と切り出したんです」
あのお嬢さんとは、誰もが知っている有名飲食店の娘さんで、聞かれた圭さんは「仲良くしてるよ」と答えたというのである。
そして、「いまになってみると、もしかしたら、眞子さまと飲食店の令嬢の交際期間が、重なっていたのかもしれません」と、意味ありげに付け加えるのだ。
よせばいいのにフライデーは、その令嬢の知人を探し出し、こういわせている。
「圭さんはICU時代に、留学を希望する学生向けの予備校で彼女(元カノ)と出会ったみたいです。交際期間がかぶっていたのかどうかは僕にもわかりませんが、かなり関係がこじれた末に別れた、という話は聞いています」
フライデーは御為ごかしに、結婚が延期された眞子さんは、すっかりふさぎ込んでいるというが、「“元カノ”の存在が、さらなる心労の種にならなければいいが」と結んでいる。
恋愛に悩んでいる女性の前で、拡声器をもって「あんたの彼氏には元カノがいたぞ!」と叫んでいるのと同じだ。眞子さんだって、お前になんかいわれたくないと思うはずだ。
同様のことは女性セブン(3/22号)でも、小室家の知人の話として出ている。
可愛さ余って憎さ百倍という諺がある。結婚しようと思ったこともある女性に裏切られたという恨み辛みから、週刊誌にベラベラしゃべっているのだろうが、大人としての常識に欠けるところがある人間だと思わざるを得ない。
また、週刊誌側が男性の示した私信メールを、ためらいもなく誌面に載せるというのも、私には解せない。
どうだろう、陰に隠れて2人の恋路を邪魔するのではなく、元婚約者は、顔を出し実名で週刊誌に告白をすべきだと思う。
ポストで、ビートたけしも、眞子さんと圭さんについての報道は、「一線を越えている」といっている。
さて、国民栄誉賞の女子レスリング・伊調馨が告発した(彼女は告発文書には関わっていないといっている)元コーチ・栄和人氏のパワハラ問題だが、今週は文春が第2弾をやれば、新潮は、栄側のいい分を取り上げ、あの告発の裏には、恐喝や美人局の常習犯である、伊調の従兄弟がいて、それに謀られたと、文春と真っ向から対立した誌面作りである。
どちらのいい分に理があるのだろうか。読み比べるのも週刊誌の楽しみである。
まずは文春から。この伊調の告発に、栄氏はもちろん日本レスリング協会、伊調の練習場所になっていた警視庁側も、そんな事実はないと否定している。
文春では、伊調の姉で銀メダリストの千春、告発状にA氏、B氏とある、コーチの田名部氏、バルセロナ五輪代表の安達巧氏が名前を出して語っている。
安達氏の経歴は、鹿児島高校から日体大を経て、協会のナショナルコーチなども務めている。栄氏にとって高校、大学の後輩だ。
告発の内容は先週と同じなので、安達氏のコメントを紹介しておく。
「今回の告発は、栄さんへの個人的な感情からではありません。以前から田名部コーチからパワハラについて相談を受けていました。かなり悩みましたが、いつかは誰かが告発しなくてはいけないことです。二年後の東京五輪に向けて、伊調が練習を再開するには今がギリギリのタイミング。彼女自身、東京五輪に出場したい気持ちがあるからこそ、文春さんの取材に応じたのではないでしょうか」
2人の、協会や警視庁が調査する前からパワハラを否定するのはおかしいといういい分には理があると思う。
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