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家族愛が泣けた! 『トドメの接吻』 山崎賢人と新田真剣佑、本当にクズなのはどっち!? 

■バラバラだった家族がひとつに

 

 そんな親子2人を救ってくれたのが、またしても宰子です。尊氏からまた狙われるのを心配する旺太郎の提案で、彼の部屋に住むことになった彼女。2人で引っ越し準備をしながら、「これ返す」と事故で行方不明になったままの弟・光太の靴に加え「これも」と、旺の連絡先が書かれたメモを差し出します。

「あなたなら乗り越えられると思う。光太くんのために」
「私はあなたを信じてる。あなたが信じてるって言ってくれたから」

 宰子からメモを受け取った旺太郎は、先に家に行っていろと鍵を手渡します。はい、ここ、胸キュンポイントその1です。

 そうして父に会いに行った旺太郎は、どうして家に帰らず逃げたのかを父に問い詰めます。「母さんが光太を探しているのを見たんだ。死んでいるのに。なのに必死で探し続けていた。つらかった。つらくて、母さんに声をかけられなかった」と自分の弱さを認めた父に、光太の靴を手渡す旺太郎。「行ってやれよ。おふくろに持っていってやれよ。おふくろも逃げてるんだよ。あの時からずっと」と、背中を押してあげるのです。

「光太はもういないんだよ。旺太郎が言ってくれたんだ。これを母さんに持っていけと。あいつが一番つらいはずなのに。旺太郎が助けてくれた」

 旺太郎は、泣き崩れながら抱き合う両親の姿を遠くから見守っていました。現実から逃げていた父、光太はいないということを受け入れられなかった母、そして愛を信じなかった旺太郎、事故によってバラバラになった家族が、宰子のおかげで再びひとつになろうとしています。

 2人を見届けた後、旺太郎は、宰子に電話をかけます。

旺太郎「靴は渡した。ありがとな」
宰子「ううん」
旺太郎「それとさ、道具だなんて言うなよ。俺は宰子を道具とは思ってない。お前さ、料理とか作れるの? 地味な一人暮らしだから自炊くらいしてるんだろ?」
宰子「いっ、一応作れる」
旺太郎「じゃあ、作ってくれ。今から帰る」
宰子「分かった。待ってる」

 はい、胸キュンポイントその2です。恋人を通り越して夫婦みたいなこのやり取り、見るからに、お互い好き同士ですよね(?)宰子に対してデレる割合が高くなってきた旺太郎ですが、それに気がついていないところがまたイイ。

 と、何かを察し、走り出す旺太郎。部屋へ戻るとそこに宰子の姿はありません。どうやら尊氏に拉致されてしまったようす。しかし、旺太郎はニヤッと口元を緩ませて、なんだか余裕そう。何かウラがありそうな予感を残し、今週はここまで。

 

■旺太郎が美尊と結婚する意味はあるのか?

 

 筆者が“旺太郎&宰子推し”なせいかもしれませんが、果たして旺太郎は美尊ちゃんと結婚する意味はあるのか、少々疑問に思ってしまいます。

 賠償金の3億円を肩代わりしてきた旺太郎は、美尊ちゃんと出会うまで、No.1ホストとして女の子をまるでお金を得るための道具のように扱い、せっせとお金を稼いできました。もちろん、“年商100億”こと美尊を手に入れるためには、ホストテクニックを駆使して彼女に近づくことが一番手っ取り早かったわけです。

 が、事故の真犯人は尊氏だったとわかった今、お金だけが目的であれば、尊氏を脅すなり何なりして大金を得ることだってできるはず。そりゃあ、美尊ちゃんはかなりの美人なわけで、美尊ちゃんと結婚して並樹グループを手に入れたら100億の資産と美人、両方を手にいれることができるので、十分幸せな生活を手に入れられるかもしれません。でも、これまでの旺太郎を見ていると、お金と尊氏への復讐ばかりに意識が向いているので、美尊ちゃんへの愛は1ミリも感じないんですよね。なんなら、宰子と一緒にいるほうが、よっぽど自然体だし、楽しそうです。

 美尊ちゃんのことを考えても、いろいろ方法は間違えているし、こじらせてしまっていますが、「美尊さえいてくれれば、それ以上の幸せは僕はいらない」「美尊を守るためなら、何だってしてやる」と涙を流すくらいに想ってくれている尊氏の美尊ちゃんへの愛は本物でしょうし、尊氏と仲良く並樹家を継いだほうが、幸せだと思うのは私だけでしょうか?

 一体、旺太郎は美尊ちゃんと宰子、どちらを選ぶのか、残り2話でハッキリさせてほしいところです。また、1話から重要人物感をプンプン匂わせておきながら、いまだ謎に包まれたままのストリートミュージシャン・春海(菅田将暉)の正体もそろそろ明かされて欲しいですが……。

 なお、今夜放送の9話では、旺太郎のホスト時代の後輩・和馬(志尊淳)も再登場するようなので、またまた物語をひっかきまわしてくれそうな予感です。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

最終更新:2018/03/04 12:00
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