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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 山崎賢人と新田真剣佑どっちがクズ!?

家族愛が泣けた! 『トドメの接吻』 山崎賢人と新田真剣佑、本当にクズなのはどっち!? 

日本テレビ系『トドメの接吻』番組公式サイトより

 主演の山崎賢人のクズさよりも、新田真剣佑の“闇化”が目立ち、門脇麦が見るたびに可愛く変身している『トドメの接吻』(日本テレビ系)も、残すところあと2話。

 今回も念のため報告しておきますが、第8話の視聴率は、前回から0.8ポイントダウンの6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。これまでの視聴率を折れ線グラフにすると、限りなく下のほうで、ジグザグに推移しています。

 まぁ、もうここまできてしまえば、視聴率は二の次。いち視聴者として、伏線をスパッと回収し、物語の落としどころをキッチリしていただきたいところですが、今話は最終話への不安・不満が残る回でした……。“クズ”を見すぎて耐性がついてしまったせいでしょうか? 何がクズなのかもうわかりません……。ということで、あらすじから振り返ります。

*これまでのレビューはこちらから

■暴走が止まらない尊氏

 

 キス女・宰子(門脇麦)の協力もあって、年商100億円の並樹グループのご令嬢・美尊(新木優子)ちゃんとイイ感じの主人公・旺太郎(山崎賢人)。前回(参照記事)、美尊ちゃんに宰子とハグしているところを見られてしまった旺太郎は、苦し紛れに「親戚」と嘘をつき、なんとか誤魔化すことに成功。あっさり信じた世間知らずの美尊ちゃんは、「結婚を前提にわたしと付き合ってください」と、旺太郎にまさかの逆告白! なんだかいいムードですが、完全に空気と化している宰子が切ないです……。

 家に帰宅した美尊ちゃんは、母・京子(高橋ひとみ)に旺太郎と結婚を前提に付き合うことになったと告白。「彼ね、親戚の面倒も見てるの。偉いと思わない? 宰子さんっていうの」とナチュラルにノロケる美尊ちゃんから「宰子」という名前を聞いたときの尊氏の表情がわかりやすすぎるくらいに一変、旺太郎と宰子を食事に招待します。

 そしてやってきた会食の日。貼り付けたような笑顔で2人を迎える尊氏。宰子のことを嗅ぎまわっていた彼は、まるで合コンに来た男ばりに宰子を質問攻めにします。美尊ちゃんに婚約指輪代わりのペアリングを手渡す旺太郎にも余裕綽々で、廊下で宰子と2人きりになると、「君、本当は親戚じゃないよね? 堂島旺太郎はなぜ君を囲っているんだ? 君にどんな力があるんだ?」とグイグイ。必死すぎてキモイし怖いです。

 その翌日、旺太郎に「長谷部(佐野勇斗)が殺された」という連絡が入ります。なんでも長谷部くんの病室で、看護師・鮫島(荒井敦史)がナイフを手にした旺太郎の父・旺(光石研)を発見し、取り押さえたとか。やがて旺は警察に連行されてしまいます。事件を知り、旺太郎の元へやってきた宰子は、キスでタイムリープし、旺を助けようと提案しますが、旺太郎はこれを拒否。

 12年前の海難事故の原因を作った真犯人は尊氏ですが、事故の容疑者として刑務所に入り、出所したかと思えば母・光代(奥貫薫)と自分、そして3億円もの賠償金を残して姿を消した父のせいで、さんざんな目に遭ってきた旺太郎からしてみれば、そんな簡単に父を許すことができないのは、当然かもしれません……。

 しかし、もはやストーカーと化した尊氏が宰子の秘密を探ろうとアパートの前で待ち伏せしていたのをキッカケに、「秘密を教えてやるよ」と、旺太郎は尊氏の前で堂々と宰子にキス。そうして事件が起きた日にタイムリープし、病院に駆けつけた2人は、長谷部を刺したのは看護師の鮫島であったことを知ります。鮫島は、尊氏の叔父である郡次(小市慢太郎)から長谷部くんの監視役として病院に送り込まれた人間でした。

 長谷部くんの病室では、旺太郎がテープをネタに並樹家を脅迫するのではないかと心配した旺が、旺太郎にテープを渡さぬよう長谷部くんにお願いをしています。そんな父に、「コソコソ長谷部のところにきてどういうつもりだ?」「あんたを助けにきたわけじゃない。あんたと別れるためにここにきたんだ」「もう二度と会うことはない」と怒りをぶつける旺太郎。「すまなかった」と言葉を残し、旺は去っていきます。このシーンの光石さんの背中、とても切なかったです。

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