中国の『紅白歌合戦』で黒人蔑視騒動! アフリカ人に扮した“黒塗り顔”の芸人が、猿を連れて登場……
2018/02/27 18:00
#中国 #海外ニュース
昨年大みそかのお笑い特番で、ダウンタウンの浜田雅功がエディ・マーフィーに扮するため顔を黒く塗ったことが国内外で問題視されたが、それと同様の事件が中国のお正月番組で起きた。
今年の春節(旧正月)は2月16日が初日で、中国ではその前日の15日から1週間が公式な休日となった。
毎年、春節初日の前夜には、中国中央電視台による『中央電視台春節聯歓晩会』、略して『春晩』(チュンワン)がテレビで放送される。これは、日本でいえば『NHK紅白歌合戦』のような番組で、紅白には分かれていないが、歌あり、ショーあり、寸劇あり、コントありと、バラエティに富んだ演目が繰り広げられている。
かつては10億人以上が視聴したともいわれるオバケ番組で、日本の『紅白』同様、近年視聴率は下がっているものの、それでも5億人前後が見ているとされている。
毎年、その演目の中から流行語が生まれたり、人気スターが誕生したりしているのだが、今年は別の意味で大きな話題が生まれた。
約4時間半に及ぶ番組の半ばごろに登場した演目「同喜同楽」(意訳すると“一緒に祝う”というような意味)で、多くのアフリカ系の人たちが舞台に登場し、アフリカの大地を思わせる絵をバックに、歌や踊りが始まった。
男性の中には上半身裸に腰ミノ姿の人もおり、太鼓を叩きながら踊っている。それ以外にも、ライオンやシマウマ、インパラといった動物の着ぐるみも登場している。中国とアフリカの友好を表現しようとしているのだろうが、ステレオタイプなアフリカ像が演じられ、そこでもう、ちょっとヤバい感じに。しかし、大きな問題となったのはそれからだった。
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