大杉漣さんの急死で、ひとり“浮いていた”山本高広
#お笑い
稀代のバイプレーヤーとして知られる俳優の大杉漣(本名・大杉孝)さんが21日午前、急性心不全で亡くなった。享年66。突然の訃報に、芸能界には激震が走っている。
テレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ』で共演し、大杉さんの最期を看取った遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研は、番組サイトを通じてコメントを発表。「余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。『バイプレイヤーズ』という実名を晒した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません」と、その衝撃の大きさを表した。
昨年公開の『アウトレイジ 最終章』(北野武監督)で共演した俳優の西田敏行も23日、大阪市内で取材に応じ「急なことで、まだ気持ちの整理がつかない。一緒にやりたいなと思っていた仕事もあったし、なかなか納得できません。もう、こうなったら仕方がないというか、彼の寿命なんだろうと割り切るしかないのかも……」と憔悴しきり。
大杉さんの交友関係の広さを表すかのように、数え切れないほどの俳優やタレント、お笑い芸人が追悼コメントを寄せているが、その中にあって「あれ?」と思わず首をかしげてしまったのが、ものまねタレントの山本高広だ。
山本は大杉さんが他界した21日にブログを更新し「とんねるずのみなさんのおかげでした 細かすぎて伝わらないモノマネ選手権 finalで大杉漣さんのモノマネさせて頂きいつかご挨拶させて頂きたかったのですが残念です。お悔やみ申し上げると共にこれからもモノマネさせて頂きます」(原文ママ)と宣言。山本は昨年12月の同番組で「犯人だと疑われ、鳥みたいな動きで動揺する大杉漣」のモノマネを披露し、高評価を得たが、大杉さんとの面識はなかった。
「“死人に口なし”ではないけど、亡くなったあとに営業許可を取るっていうのもね。大杉さんは寛大な人だから、生きていれば『どんどんやってくれ!』と言うとは思うが、他の共演者のコメントと比べると、軽く感じてしまいますね」とはスポーツ紙記者。
山本流の弔いなのだろうが、もう少し空気を読んでもよかったかもしれない。
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