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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 柔らかい丸木橋と卵の角煮カツ丼
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第84回 

柔らかい丸木橋とオムレツの美味しい関係 角煮カツ丼がうますぎた!

 

 カツの形、卵の調理法、その盛り付け、どれを取っても未体験のカツ丼の味は!?

《飽食から美食に変わったニッポングルメ。ラーメンだってカレーだってスイーツだって、おいしくて当然の時代! でも、目でも楽しめたらもっとおいしくない!? そんな変なグルメ、おもしろグルメを探訪する! B級グルメなんて恐れ多い。珍級グルメ、いただきま~す!!》

 ソースに味噌、卵とじ、野菜炒めにデミソース……といえば、もちろん、日本が世界に誇るカツ丼である。日本全国にいろいろなカツ丼があるが、先日ついに“近未来の究極カツ丼”に出会ってしまった!!

 それはまるで、荒れ果てた荒野にできた小さなクレーターにかけられた丸木橋。そこに、丸くて黄色いフワフワした謎の物体が、天から舞い降りて来たような……。今までのカツ丼の概念を根本から覆す逸品だった。

 

 

 丸木橋にしか見えないのは、柔らかく煮込んだ豚の角煮を揚げたトンカツ。舞い降りた黄色くて丸い物体Xは、タマゴをたっぷり使ったオムレツである。そして、黒いクレーター丼の中にはホカホカの白いご飯が。チラ見えする茶色い謎の液体は、玉ねぎソースである。どうよ、近未来的ドラマが空想できるでしょ?

 まずはホンの数秒、丸木橋とオムレツの不思議な関係性を奇想しながら注意深く観察していただきたい。すると気がつくのが、オムレツの上にさりげなく添えられたミツバとゆずの皮である。これを任意の場所に移動してから、いよいよ、実食の作業に取り掛かろう。

 

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