平昌五輪・北朝鮮「美女軍団」は美女だけじゃない!? “ぽっちゃり女子”は豊かな食生活アピールか
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平昌冬季五輪を席巻した北朝鮮の女性応援団を凝視すると、文字通り容姿端麗の美女がいる一方で「この子が美女軍団?」という素人っぽい子も多い。共通しているのは、ぽっちゃりとした感じ……。北朝鮮ウオッチャーをはじめ、関係者の間では、恣意的なのか否かが話題になっている。
美女軍団は、室内競技のほか、スキー会場にも駆けつけて揃いのサングラス姿を見せるなど、行く先々で話題だ。インスタグラムにはハングルで「#北韓(北朝鮮)応援団」というハッシュタグが出現。応援団をバックにした自撮り写真や、独特の統一感がある応援動画が1,500件近くも投稿されている。
そんな中、美女軍団の一人ひとりを見ていくと、意外に普通の女の子が混じっているのが確認できる。
日本人の民間研究者は「そもそも『美女軍団』は、日本や韓国のメディアが勝手に名付けただけ。20代という年齢条件はあるだろうが、『美人』という厳格な基準はないんじゃないか?」と指摘する。
また、美女軍団を細かく区分けすると、しなやかなダンスを見せる舞踊小隊(約10人)、楽器を扱う音楽中隊(約100人)が存在。残る100人が普通科部隊とみられ、普通科は、手拍子や歌の応援以外の特殊技能は確認されていない。室内競技会場のある江陵オリンピックパークで開かれた吹奏楽のミニコンサートで、普通科部隊は周囲を囲んで手を叩くのみだった。
舞踊小隊以外の団員は、ちょっとぽっちゃりしている。在日朝鮮人の女性は「昔は小柄で痩せた女性が多かったのに、ふっくらした子が多くて驚いた。食生活は豊かで、美味しいものを食べているという宣伝のため、わざと選んでいるのかしら?」と勘ぐる。
前出の研究者は「金正恩党委員長の時代になって、ある程度、自由な商売ができるようになり、カネ回りが良くなった。結果、特に平壌では、多くの世帯で、ちゃんとご飯を食べることができる。ちょっとぽっちゃりしていても、それは普通だよ」と指摘。韓国の小顔ブームは、北に伝播していない模様だ。
さらに共通しているのは、白く美しい歯。今のところ銀歯を入れた子は確認されておらず、美女軍団は予防歯科の躾が行き届いた、いいとこのお嬢さんに間違いない。
(文=金正太郎)
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