大杉漣さん「ひとりでも欠けたくない」、『バイプレイヤーズ』のセリフに視聴者が涙
#ドラマ #テレビ東京
21日午前3時53分に急性心不全のため死去した俳優の大杉漣さん。この日の午後9時54分から、出演中の連続ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』(テレビ東京系)の第3話が放送され、劇中の“あるセリフ”に涙する視聴者が相次いだ。
大杉さんは20日、千葉県内で朝から同作のロケに参加。夜、撮影を終えて共演者らと晩酌を楽しんだが、ホテルの自室へ戻った後に容態が急変。共演する松重豊らに付き添われ、タクシーで病院へ向かったものの、数時間後に家族や共演者に見守られながら息を引き取ったという。
「『バイプレイヤーズ』は監督の松居大悟氏を含め若いスタッフも多く、現場では大杉さんが“座長”のような雰囲気でした。21日放送の第3話はご遺族や共演者の意向もあり予定通り放送されたものの、第4話と第5話(最終話)のいくつかのシーンが未撮影のため、対応を検討中です」(芸能関係者)
同作は、大杉さん、松重、遠藤憲一、田口トモロヲ、光石研の5人が本人役で出演。第3話は、ある島で共同生活をする5人が、朝ドラ『しまっこさん』に端役の“島おじさん”役で出演することになるも、田口が高熱を出し床に。結果、5人の代役を、女優の戸田菜穂、ふせえり、峯村リエら女性バイプレイヤーたちが務めるというストーリーだった。
なお、劇中で女性バイプレイヤーから「トモロヲさん抜きの4人で(島おじさん役を)やるっていう選択肢もあったんじゃないですか?」と問われた際、大杉さんが返したセリフがこちら。
「それはね、俺、断ったの。島おじさんってね、5人が揃って初めて島おじさんだから、ひとりでも欠けたくないって。だってほら、俺たち仲間だからさ」
これに、ネット上では「このセリフを、よりによって大杉さんから聞くなんて」「涙が止まらない」「『ひとりでも欠けたくない』って言った本人が欠けてどうするの」「なんだよこのセリフ。悲しすぎるよ」といった声が相次いでいる。
『バイプレイヤーズ』が放送される十数年前、東京・下北沢で共同で映画祭を開くなど、公私共に古い付き合いの大杉、松重、光石、遠藤、田口、寺島進(第1期に出演)。「ひとりでも欠けたくない」というセリフは、きっと大杉さんの本音でもあったのだろう。
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