江口のりこの“黒塗り”インド人メイクは大丈夫? 勝手に心配になるフジテレビ月9『海月姫』
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■修の月海への告白
翌日、再開発を目論むグローバル・シティ・クリエイト(デベロッパー稲荷・泉里香のいる会社)の前で再開発反対デモを開始するが、「無許可のデモだ」と警備員らに追っ払われそうになった瞬間、修が先回りして取っていたデモ許可証を持って登場、みごとな王子様ぶり。
これに対し稲荷は「色ボケしてんじゃないわよ」と嫉妬する乙女ぶり。本格的に参戦して4角関係になって欲しい。
「大丈夫です、何かあっても僕がなんとかします。だから安心して行ってらっしゃい」と送り出し、あげく帰り道では再開発反対派への寄り添う気持ちを語りつつ、「月見さん、好きです」と、ついに修が告白。今回は完全に蔵之介が守りで、修が攻めという構図。
このまま、蔵之介は自分の気持ちを抑えるのか、それとも……。月海も修への好意を強く自覚しているので、もはや蔵之介の付け入る隙はなさそうだが……。
そして天水館所有者である千絵子の母親(富山えり子・2役)の前に再度、稲荷が現れるところで6話は終了。
羽生結弦の追っかけである千絵子の母は、前回、稲荷にオリンピックのチケットをもらって大喜びしていたので、ということは羽生の金メダル獲得時には会場にいたことになる。前回もオリンピック(羽生)ネタを差し込んでいたので、今回も羽生金獲得にちなみ、一部分だけでも話題が熱いうちに何か差し込んで欲しかったと思ってしまいました。ちなみに千絵子の母のおっかけは、原作ではぺ・ヨンジュン、映画ではチャン・グンソク、そしてドラマで羽生結弦と、見事その時代の世相に合わせている。
今回、再開発にまつわるいざこざと同時に、月海の過去の思い出が語られた。
幼少時、クラゲに夢中になるあまり、仲間が離れて行ってしまっていた月海の苦い過去。今回もまたか……と思いかけたところに、修のアドバイスや許可証取得の助け舟。トラウマを払拭してくれるほどの修の活躍に、もう2人の仲はこのまま固まってもおかしくないと思うのだが。
気になるのは、傍若無人で怖いものなしっぽい蔵之介の素顔を、月海が知ったこと。幼少時、実の母と別れて暮らすことになった際に、泣きわめいたり、時々それ以降も一人でこっそり泣いていたという蔵之介の意外な一面を聞いたことで、月海の気持ちはどうなるのか。しかし、蔵之介の弱さや、強がりつつ自分(修)を助けてくれた蔵之介の優しさを、うれしそうに教えてくれたのは当の修で、月海は異母兄弟ながらお互いを思い合う2人の関係を知ったことになる。
これを踏まえての次回の展開に期待しましょう。
(文=柿田太郎)
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