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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 桜田淳子の売り方が「怪しすぎ」

桜田淳子、統一教会“分裂”で新団体設立へ!? 新アルバムの売り方が「怪しすぎる……」

『アイスルジュンバン』(集英社)

 2月25日に35年ぶりのアルバムを発売する歌手の桜田淳子に、統一教会の被害者が猛反発している。桜田は、かつて霊感商法の被害を全国に拡大させた統一教会の信者で、広告塔のように見られたことから世間のバッシングを浴び、1996年ごろから活動を休止していたが、数年前から断続的に活動を再開。ある宗教ウォッチャーは「教団の分裂騒動とタイミングが合致していて、桜田が2020年に設立を目指す新団体の代表になると見る向きもある」と話す。

「統一教会は創始者の文鮮明が12年に死亡後、親族間の対立を軸とした後継者争いが続き、収拾がつかなくなっています。コリアンタウンと呼ばれる東京・新大久保は、他の宗教団体やカルト団体も多数集まっているんですが、最近はここで活動をする“救援派”と呼ばれる団体のひとつが、統一教会の新派と合流がウワサされていて、資金力のある団体代表が『桜田さんが代表なら合併してもいい』と協会の幹部に申し入れているそうですよ。この話に統一教会側にも一部賛同者が出てきていて、早ければ2年後までに形ができるんじゃないか、と」(同)

 統一教会はそもそも「世界平和統一家庭連合」なる韓国の団体で、悪質な霊感商法での集金によって80年代後半から1,000億円もの被害を出したとされる。しかし、世間の批判と分裂騒動もあって組織は弱体化し、日本支部が独立するというウワサもある。それだけに桜田の活動は「求心力の落ちた教団が、資金集めに桜田の復帰を促しているのではないか」とか「桜田が新代表になって」いう見方もあるばかりか、ウォッチャーの言うように桜田新教団の設立までがささやかれているのだ。

 何しろ桜田のニューアルバムは、売り方が怪しい。公式サイトでの直接販売で、購入者は3月のライブチケットを優先予約できる特典があるのだが、これに被害者から「ファンが信者化する危惧がある」と指摘があるのだ。

「この手法は教団が得意とする個人情報を手にするもので、以前にも桜田を使ってやったことがあります。名簿を集めて対象人物に近づき、入信に導くのは彼らのやり方。その結果、霊感商法で財産を奪い取ります。桜田は現在も統一教会の広告塔なので、なんとしても止めなければなりません」

 こう話すのは、母親が元信者だった40代女性で「洗脳された母は桜田淳子の大ファンだった」と打ち明けた。

「母は自宅も売り払い、財産もほとんど教団に寄付してしまったんです。私が学生時代に教団のせいで家族の生活が苦しくなった過去は一生忘れない闇です。こういう被害者を二度と出さないためにも桜田淳子の芸能活動には反対です」(同)

 桜田の復帰は、確かに文の死後から目立ってきたもので、13年5月、所属事務所だったサンミュージックの相澤秀禎会長の通夜に姿を見せたのが17年ぶりの公の場だったが、これを機にデビュー40周年記念を理由にしたライブイベントを開催。今回と似たシステムによる抽選チケットの当選者、約400名を前に歌を披露した。

 芸能関係者によると「相澤会長は、信者のままの復帰を一番嫌がっていた人物だったので、その人が亡くなった途端に教団を出ずに復帰というのは、まさに恩人を裏切ったような話だった」という。

 その後、本格復帰を目指す動きが伝えられ、昨年4月にもステージに登場していた桜田。デビュー45周年として35年ぶりに出すアルバム『マイ・アイドロジー』は、桜田自身が作詞・作曲を手がけた新曲のほか、「サンタモニカの風」などヒット曲のリメイク計6曲と詩の朗読2つを収録したもの。

 今回の復帰には一部メディアが「脱会」説を書いているが、前出の関係者は「マスコミ内にも協会の信者がいて、アルバムを売るために都合よく脱会説を流す“偽装脱会”が考えられる」という。

「前にも脱会説を流した元週刊誌カメラマンのUという男がいたんですが、妻が信者であることを隠していた曲者だった」(同)

 悪質な霊感商法との戦いで知られる紀藤正樹弁護士も、Twitterで「脱会報道は虚偽の可能性が大」と書いているほど。桜田の怪しい動きには、かつてのファンでも素直にデビュー45周年を祝う気になれない人がたくさんいそうだ。
(片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2018/02/20 22:30
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