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「んもう! 最初から瑛太が暴れてくれたら!」後悔先に立たず状態の日テレ『anone』5.5%の惨事

「んもう! 最初から瑛太が暴れてくれたら!」後悔先に立たず状態の日テレ『anone』5.5%の惨事の画像1
瑛太

 日本テレビの人気ドラマ枠「水曜ドラマ」において、スッテーンと大コケ中の広瀬すず主演『anone(あのね)』。同作は初回こそ平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したものの、その後、徐々に数字を落とし、14日放送の第6話では5.5%まで落ち込んでしまいました。折れ線グラフにしたら、よく滑る“すべりだい”です。

 同作のウィットの押しつけとクセの強さに、イマイチはまれずにいる筆者ですが、同作を賞賛している方の感想を読むたびに「この良さがわからない奴はバカ!」と蔑まれている気分に。そういえば、同作脚本の坂元裕二氏が手掛けた松たか子主演『カルテット』(同)を絶賛する記事を読んだときも「同じ気持ちになったな~」と思い出しました。

 とはいえ、前回のラストでヒール役を演じる瑛太がズザーンと登場したことにより、それまで感じられなかったワクワク感が! 瑛太が引っ掻き回してくれることを期待しつつ、第6話を振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
https://www.cyzo.com/tag/anone

■偽札の魅力に取り付かれた瑛太、堂々登場!

 平和に暮らしていた亜乃音(田中裕子)ら“ニセモノ家族”に対し、偽札作りの協力を仰ぐ中世古(瑛太)。1年前まで亜乃音の亡き夫・京介(木場勝己)と共に偽札を作っていた中世古ですが、そのきっかけは以前、弁当屋で働いていた際、客から偽札を受け取ったことだとか。当時、その客から受け取った2枚の1万円札の記番号が同じだったことから、偽札だと気付いた中世古ですが、それでも「あれは完璧な偽札だった」と振り返ります。

 初回でもハリカ(広瀬)が全く同じ理由で「偽札だ」と気付く場面がありましたが、中世古的には偽札の記番号が同じになってしまうことは問題ではなさそう。それよりずっと気になってたのですが、亜乃音のパソコンに保存されている版のデータを見る限り、同じ版上の1万円札の記番号は変えられそうな気がするですが、なんで全部同じ番号になっちゃうの? 詳しい人、教えて!

「完璧な偽札」に出会ってしまった中世古は、印刷技術を身につけるため、京介が営む林田印刷所へ就職。京介も偽札作りに協力してくれたといいます。

「偽札に、被害者はいません!」と犯罪意識ゼロの中世古ですが、るい子(小林聡美)は猛反対。中世古は追い出されるように家を後にしますが、帰り際に亜乃音の血の繋がらない娘・玲(江口のりこ)との不倫をほのめかす一言を放つゲスっぷり!

■瑛太の独壇場!

 あくる日、ハリカは玲の7歳の息子・陽人(はると)と偶然出会い、公園で遊ぶことに。天真爛漫な性格から小学校でつまはじきにされ、不登校な陽人は、「僕はヘンな子だから!」と、キラキラの笑顔で悲しいセリフを連発。脚本の坂元氏は、かわいそうな子どもを描くことにかけては、相変わらず天下一品ですね。

 夕方になり、陽人を玲のもとへ送り届ける亜乃音。中世古のことを話すと、玲は「結婚してることくらい知ってる」と言い放ちます。

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