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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 貴乃花が見せる“不気味な笑い”の正体
週刊誌スクープ大賞

相撲協会と全面抗争へ! 貴乃花が見せる“気持ち悪い笑い”の正体とは……?

 新潮が連続追及している茂木敏充経済再生相の「買収線香」問題が、国会でも取り上げられた。

 立憲民主党の逢坂誠二議員が、以前同じようなケースで公選法違反になり、議員辞職した小野寺五典防衛相に、こうした事実があったことを確認した後、茂木氏に、この件を質した。

 茂木氏は、これは政党支部の政治活動として行っている、個人の名前は書いていないから、公選法違反にはならないと答えている。

 さらに逢坂議員は、「名前を書いていなければモノを無償で配っても良いと、そういう御理解ですか」と重ね、そうだと茂木氏は答えている。

 新潮は「これまで頑なに否定していた線香配布の事実を認めた瞬間である」と、勝利の雄叫びを上げている。

 なぜなら、公選法は、氏名が類推されるような方法での寄付も禁じているから、秘書が配布したとしても、秘書の個人名まではわからず、「茂木先生の秘書から」としか有権者が認識していないならば、公選法に間違いなくて抵触するからである。

 新潮は茂木の地元の有権者で線香を受け取った人間にインタビューし、「秘書の名前は……忘れた」といわせている。

 しかも、線香を配るのは政党支部ではなく、各個人事務所で配布先が作成され、配られたと、茂木事務所の元関係者が証言している。

 茂木の地元での高い評価は、手帖、香典、線香の3点セットでできていると指摘し、新潮はこう結ぶ。

「損得で動く政治家と有権者。これ以上の御神酒徳利もあるまい」

 4位は現代の「普通に幸せな会社50」。昔から現代は、息子・娘を入れたい会社、なくなる会社、生き残る会社など、こうした企画をさんざんやってきた。

 だが「普通に幸せな会社」というコンセプトは、なかなか面白い。大企業でもないが、社員にとって幸せな会社というのはある。

 当然というか、残念だというべきか、メディアが一つも入っていない。

 忙しくてもやりがいのある、幸せな職場というのはある。だが今や、新聞、テレビ、出版は、社員にとって居心地のいい、やる気のみなぎる職場ではない。

 この中に長野県にある「伊那食品工業」というのがある。寒天の会社で、社是に「いい会社をつくりましょう」とあり、20年には1日7時間労働にするという。1時間単位で有給休暇を取れるそうだ。

 愛知県にある「エイチーム」は情報・通信の会社だそうだが、業績目標を達成した翌月から毎週金曜日は15時退社を促進していて、労働時間が激減したそうだ。

 岐阜県にある「未来工業」は、全員が正社員で残業禁止。5年に1度は会社が億単位の費用を負担して、社員全員で海外旅行に行く。

 岡山県の「両備HD」は、健康にこだわり、社員とその家族の健康をサポートしているという。

 これからは、大企業で高賃金の企業か、社員いやさしい企業か、2つに分かれ、社員をぼろ雑巾のように搾り取る企業には行かなくなるはずだ。

 さて、相変わらず相撲界のバカバカしいお笑い2題でご機嫌を伺います。困ったことに貴乃花の「相撲界改革」への戦略がいっこうに見えてきませんな。

 2月2日に行われた理事選挙で、貴乃花一門からは阿武松(おうのまつ)親方(元関脇・益荒雄)を立候補させた。だが周囲が反対するのに無理やり貴乃花自身も立候補したが、2票しか入らず惨敗した。

 これはポストによれば、八角理事長がそうとう動いたようだ。

「執行部サイドは立候補の意向を示していた伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)に出馬を断念させた。これは執行部側の立候補者を『8人』にしぼり、出羽海一門ながら貴乃花親方に近い山響親方(元前頭・巌雄)を含めた貴乃花グループに『2人分の枠を差し出した』ことを意味する。
 貴乃花親方はこの“和解案”に乗るか、同じ一門の阿武松親方(元関脇・益荒雄)を立て『3人立候補』という“絶縁状”を出すか、最後まで検討を重ねていた」(担当記者)

 貴乃花が出したのは全面抗争という答えだったというのだ。

 だが、貴乃花の戦略が見えてこない。

 今頃になって、貴乃花が昨年12月の臨時理事会で配布した、日馬富士殴打事件の独自報告書の全容が各メディアで報じられているが、なぜ、直後にメディアにも公開しなかったのだろう。

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