「だったら、馬鹿のほうがいい──」フジテレビ『隣の家族は青く見える』深田恭子の“汚顔”が美しい
2018/02/02 23:00
#ドラマ #フジテレビ #松山ケンイチ #深田恭子 #どらまっ子 #柿田太郎 #隣の家族は青く見える
■「だったら馬鹿の方がいい」
翌日、落ち込む奈々の気持ちを汲んでか、気分転換に外へ連れ出す大器。富士山麓にある、胎内に見立てた洞窟や御胎内神社で安産祈願をし、うまくいかなくても目の前にある幸せを前向きに楽しむその2人の姿は、不妊だけでなく多くの価値観にとらわれる人々に何かを伝えるはずだ。
その日の夕食時、大器作のお好み焼きを食べながらリラックスした奈々が打ち明けたのは、大器の妹・琴音の妊娠発覚時、実は喜んであげられなかったという本音。「不妊治療をしだしてから嫌な人間になってそうで辛い」と言う奈々を励ます大器。
自分はいくら苦労しても妊娠できないのに、いきなりできちゃった他人(身内ではあるが)の妊娠。
「それで喜んでたら、お人好し通りこして馬鹿だよ?」
「だったら馬鹿のほうがいい」
汚い泣き顔で言う奈々が綺麗でした。
直後のセリフ「5枚焼くからね、絶対食べてよ?」は、おそらく松ケンのアドリブ。現場でもムードを作ってそうな彼に対する安心感があるから、深キョンはいい芝居ができたのではないかなと勝手に思ってます。
あと、ソースとマヨネーズをすごい勢いでお好み焼きに噴射する手際のよさが尋常ではなく「何かやってたのか?」と途中から気になってしまい、その後、集中できなかったことを記しておきます。
今回は、朔と大器とか、奈々とちひろとか、登場人物が今までより深く触れ合うことで、解決までいかなくても見えていなかった価値を感じたり見つめ直すシーンが印象的でした。来週は奈々の母が来て一悶着あるみたいで、そちらも楽しみです。
(文=柿田太郎)
最終更新:2018/02/02 23:00
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