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日刊サイゾー トップ > 社会  > 日本郵便、差別的待遇を否定

真偽はいかに?「1位が非正規で2位の正社員に海外旅行贈呈」ツイートに、日本郵便は「事実ではない」

※イメージ画像

 郵便局が、正社員と非正規との間に差別的な待遇をしていた?

 ひとつのツイートが、真偽をよそに注目を集めている。このツイートは、以下のようなものだ。

 * * *

ある年、「年賀ハガキ販売成績全国1位の人には海外旅行が贈られます」と、本社からお達しが来た → 年明けに、「成績1位の人は非正規だったので2位の正社員に旅行が贈呈されました」と、お知らせが来たことがあった #郵便局の思い出

 * * *

 郵便局においては、正社員と非正規の間の格差がしばしば問題化しており、これまで幾度となく報道されている。それらがリアリティを持たせたのだろうか。このツイートには、さまざまな「怒り」の反応が寄せられた。

 いわく「それじゃあ、非正規には年賀状とかのノルマ課すなよ?って思うよね」「どんなにがんばっても報われない社会の縮図」というものである。中には「年賀ハガキボイコット運動指導しようかな?」というものまで。

 郵便局では、非正規雇用の社員が正社員に昇格するために、年賀ハガキなどを大量に自腹購入する「自爆営業」が存在したり、正規・非正規を問わず厳しい販売ノルマを命ぜられる場合もあるという。

 とはいえ、発端となったツイートのような、ひどい差別待遇が存在するのだろうか。

 日本郵便株式会社の経営企画部広報室に、この件を問い合わせたところ、ツイートについては全く関知していなかった。いったん、調べた上で連絡する旨を告げられた後、返ってきた反応はこうだった。

「記載のようなことが、行われた事実はありません」

 各郵便局で、販売に対して報奨を行うことはあるが、記載されているようなことが行われた事実はないという。一部ニュースサイトでは、冒頭で示したツイートをもとに日本郵便に批判的な記事が掲載されている。いったい、真相はどこにあるのだろうか。
(文=特別取材班)

最終更新:2018/01/25 22:30
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