元・名物編集長が“小室不倫”の文春報道に一家言「不倫を含む『スキャンダル』と『メディア批判』」が週刊誌の役割
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
さて、今週の現代を見ていると、正直、気が滅入ってくる。「上手に死ぬ」「60すぎて初めてのうつ」「もし明日死ぬなら、何をしますか?」。
落語の「死神」のような、うす暗さが、全編に漂っている。こんな雑誌は読みたくないな、というのが正直な気持ちである。
さっそく17位からいこう。新潮が「盤石の老後を生むお金五訓」という巻頭特集をやっている。正直、こういう特集は現代やポストのほうが慣れているし、綿密である。
こんなのは他誌に任せて、新潮らしい読ませる特集をやったほうがいい。
新潮の読者は、あら還(還暦)が多いのだろうから、いまさら、65歳の時点で夫婦2人で最低2,000万円、ゆとりが欲しければ3,000万円必要だといわれても、ない袖は振れぬということではないか。
ましてや、慣れない株に投資するなど、今さらできはしない。
私も、立川談志のいうように「人生成り行き」で生きてきたから、これからもそうやって生きていくしかない。
人生で一番大事なのは、カネにこだわらず、カネにとらわれず生きることではないのか、なんちゃってね。
カネもいらなきゃ名誉もいらぬ、わたしゃも少し愛がほしい。お粗末!
文春は、視力矯正手術で有名なレーシックより、近視のリバウンドが少ない「リレックス・スマイル」という手術が広がっているという。
だが、自費診療だから、両眼で30~40万円だという。それでもやりたいという人はいるだろうが。
私の知人は、だいぶ前にレーシック手術を受けたが、うまくいかず、四六時中目が痛いと嘆いていた。どんな手術でも失敗はある。困ったものだが。
浅野ゆう子という女優がいる。はや56歳になる。新潮によれば、2014年にくも膜下出血で亡くなった田宮二郎の次男・五郎(享年47)と事実婚だったという。
その浅野が、昨年末に入籍していたと発表した。同世代というだけで、どこの誰かはわからない。
おせっかい新潮は、この男を探した。すると、190cmはあろうかという長身で、髪型はウェーヴのかかったややロン毛スタイルの日本人離れした超イケメンだという。
従業員数十人の服飾関係の経営者だそうだ。20代のころモデルをやっていて、パリにも行った。
忙しかったからテレビは見てない。したがって、浅野の全盛期のフィーバーも、浅野がどういう女優かも知らなかったという。
だが、母親がいうように、「ものすごくハンサムだから、あの子が惚れ込んじゃったのもよくわかったわ」なんだそうだ。
そんな男が、まだいたんだね。
文春は「老けない最強の野菜・フルーツ」特集。健康的な肌をつくるβカロテンが豊富なものは、モロヘイヤ、春菊、ほうれん草。肌のハリにいいのは、ニンジン、西洋カボチャ、露地メロン。
きれいな目には、ワイルドブルーベリー、カシス、赤キャベツ。美肌には、スイカ、トマト、パパイヤ。
植物繊維が豊富なのは、きくらげ、ひじき、焼きのり。ビタミンCが豊富なのは、ゴールドキウイ、柿、キウイだそうだ。
新潮の健康ものは今回、山梨県を取り上げている。といっても長寿大国としてではない。
塩分摂取率も上から数えたほうが早いし、運動量もワーストで、男の喫煙率も高いというのだ。
何も取り得がないじゃないかと思うのは、まだ早い。要介護の人が圧倒的に少ない。自分は元気だと思っている人が多く、なかなか介護認定を受けないという理由もあるが、人口当たりの保健師の数が全国で3番目に多いというのだ。
魚介類こそ少ないが、憧れが強い分、手に入れて食べるし、野菜や果物は山ほどある。ワインの生産量も日本一で、消費量も2位だという。
ブドウにモモ、ワインは毎日飲む。それに、食事にかける時間が1日平均2時間近く。家族団らん、咀嚼に時間をかける。
よって、健康寿命が日本一。私の友人が山梨で事業を始めたので、時々山梨へお邪魔する。
東京から1時間半で、緑豊かで、春には桜とモモの花が咲き、まさに桃源郷。
モモ、ブドウをはじめ果物は美味しいし、野菜も豊富で、ワインもうまい。もう少し年をとったら山梨へ移住してもいいと思っている。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事