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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > “俳優”今野浩喜の現在地
ドラマ『カクホの女』今晩スタート!

「もう一度、トガり直したい」突然のコンビ解散から2年……“俳優”今野浩喜の現在地

■20歳の“パイセン”と、20歳の今野浩喜

──パイセンは20歳という設定ですが、今野さん自身の20歳のころは、どんな感じでしたか?

今野 えー、憶えてないですね……。オンバト(NHK『爆笑オンエアバトル』)には、もう出てたんじゃないかな。全然憶えてないです。

──手元の資料では、1999年の11月にゲットスマイルズで出ているようです。これ20歳ですね。

今野 憶えてないなぁ……。

──そのころも、人前やカメラの前で何かやるという仕事をしていたわけですが、今と比べて、舞台やテレビに出る怖さみたいなものは変わりましたか?

今野 当時は、圧倒的に緊張していたんじゃないかと。

──場数を踏んで、緊張はしなくなった。

今野 今も緊張はしているんでしょうけど、緊張がどういうものかまで、わかるじゃないですか。緊張したらこうなる、とか。冷静に緊張を受け止めるので、すぐ治まるし、なんで緊張するんだっていうことを突き詰めていくと、緊張する意味がなくなる。そういうことは、あると思いますね。

──逆に、変わっていないことってありますか?

今野 変わってないというか、当時の感じに、また戻ったほうがいいだろうなっていうのは、やっぱ、トガり直してますよね、最近。

──トガりを。具体的にどうトガっているとか、ありますか?

今野 もっとカメラ前だけで、とにかく結果を残すとか、客前だけ結果を残すっていう。

──あ、楽屋でトガるってことですか?

今野 そうですよ。

──本番でトガりを見せるのではなく、楽屋でトガることをやり直してる。

今野 そうです。

──えっと、それはなぜ……?

今野 無駄だと思ったんです。なんだろうな、サッカー選手とか、人の顔色を見てやらないでしょう。そういうところからですよ。もっと「オレがオレが」でしょ、みんな。それは、世界が違うんですけれども。

──要は、パフォーマンスを本番で、ガッ! とやるために。

今野 そう、あんまり仲良くなると、何かを本番で急にやるっていうのが、やりずらいし。「あの人、わからないな」っていう部分を残しておきたい。『下町ロケット』(TBS系)のときに安田顕さんにそれを感じて。あの人、ホントしゃべらないんですよ、楽屋で。でも、気付くとみんなの目がそっちに向くんですよね。本人が、どう意識してそうしているのかわからないですけど。

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