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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > “俳優”今野浩喜の現在地
ドラマ『カクホの女』今晩スタート!

「もう一度、トガり直したい」突然のコンビ解散から2年……“俳優”今野浩喜の現在地

■ドラマ『僕やり』の“パイセン”役という重責

──昨年は、なんといっても『僕やり』でした。ゴールデンで、ほぼ準主役級の扱い。

今野 準主役ではないですけど。

──実際現場に入ってパイセンという役をやってみて、手応えというか、これはいけそうだなっていうのは、どれくらいでつかめましたか?

今野 意外と、ホン読みのときの周りの反応から、これでいいだろうなっていうのはわかりましたね。

──自分的に、というより、周囲の反応を見て安心する感じですか?

今野 そうです。

──これまでの出演作に比べると、作品の評価に対する責任の重い役だったと思いますが。

今野 それは、ありますよね……。とにかく、自分が背負わなきゃいけないのは、原作ファンの人に対して「全然違うじゃねえか」と思われないようにすることで。パイセンがもっとも象徴的だと思うんです。原作ファンを丸め込むのが、私の役だと思っていたので。それに、原作を読んだら「最終的にお笑いになろうとする人なんだ」っていう、そこを逆算しながらやる大変さもありましたよね。

──お笑いでいうと、「ダンソン!」とか「空前絶後の~!」とか、後輩のネタを全力でやっているのが、すごく楽しそうでした。

今野 楽しそうに見えたっていうのは、それは演技力のなせるわざでしょう(笑)。お笑いの人がやってるっていう恥ずかしさを出しちゃいけないから、お笑いの私をまず、画面から感じさせちゃいけない。そこは悩みましたけど、終わってみれば無駄な悩みだと思いましたね。

──とにかく、いろいろ重いものを背負った役だったと。

今野 背負ったものでいえば、それは『くそガキの告白』(12年公開の主演映画)のほうが重いですけど。でも、見ている視聴者の数は明らかにドラマのほうが多いですし、これは、本当に生活が変わると思ったんですけどね……。CMとか、その時間帯のレギュラーとか、そういうのが、思っていたより全然ないから……。

──『僕やり』の役のイメージでCMは難しいかもしれません。爆破犯だし。

今野 でもその、演技という面では見られているわけだし、坊主にすることも厭わない人なんだっていうのも……。

──誰も坊主を厭うとは思っていないと思いますが……。

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