千鳥が、なぜか夏木ゆたかに夢中! 「売れっ子芸人のいじりでベテラン芸能人がリバイバルする」の構図になるか?
#お笑い #テレビ東京 #千鳥
好調なお笑い芸人が、かつてほど露出しなくなった芸能人をイタズラ心でいじる。結果、“いじられた側”のタレントが“いじる側”の上昇気流に巻き込まれリバイバルする。これまでの芸能界で、そんなケースをたびたび目にしてきた。
例えば、とんねるずにいじられ“スター”という異名で返り咲いた錦野旦は代表格だろう。ビートたけしは「ポール牧みたいな~」とツッコミ時にやたらと人名を挿入し、先輩芸人の復活に尽力していた。
そんなシステムを、もしかしたら久方ぶりに目撃したかもしれない。1月1日に放送された特番『落ちましておめでとうございます! ~落とし穴未経験の芸能人・落ち初め連発~』(テレビ東京系)は、“落とし穴未経験の芸能人”を落とし穴に嵌め、その落ちっぷりに点数を付けるという前代未聞の内容である。
司会を務めるのは、博多華丸・大吉と千鳥。まさに、上昇気流に乗りっぱなしの絶好調コンビ2組だ。
■夏木ゆたかに夢中で、ずっと夏木を探し続ける大悟
番組は、“落とし穴未経験の芸能人”を次々に落としていく。貴闘力、上西小百合、ジミー大西、なんでんかんでんの川原ひろし社長らがターゲットになったが、ミッションを遂行する際のシチュエーションは大掛かりだ。時にはCM撮影現場に見せかけたり、ドキュメンタリーチックな密着番組を装ったり。
ついには、『それいけ! マイケル』なる偽番組までセッティングされた今回。そのMCとして、番組は“落とし穴未経験の芸能人”であるコウメ太夫を呼び寄せている。というのもコウメは「第1回ムーンウォーク世界大会」で準優勝を果たしており、ダンサーとして実績に申し分がないのだ。
ちなみに“仕掛け人”(偽番組のリポーター)として起用されたのは、あの夏木ゆたか。現在、夏木はTOKYO MXの帯番組『ひるキュン!』金曜レギュラーを務めているが、そんな彼の現在の容貌はご存知だろうか? 御年69歳であるにもかかわらず頭の毛量は異常に多く、それでいて髪を逆立て気味にセット。しかも、身長180㎝という迫力あるサイズを誇っている。
この存在に、千鳥が食いついた。夏木が画面に映った瞬間、それだけでうれしそうに笑みをこぼすノブ。続けて、遠慮のない大悟は夏木の髪型を指して「老ライオン?」と失礼な見立てを繰り出していく。
そして、本番前。外ロケのため、極寒の中で上半身裸のままメイク作業に入るコウメであったが、そこへ夏木が挨拶にやって来た。衣装に身を包んでいないコウメと夏木ゆたかが出会うだけで、もう面白い。このツーショットを目にした瞬間、千鳥の2人は「カッカッカ!」とガマンできずに笑ってしまうのだ。
どうやら、夏木はコウメについて何も知らないらしい。真顔で「お家の血筋が芸者さん?」「笑わせるやつやるんですか?」という質問を連発し、トンチンカンであることを隠せない。
あと、どうしても夏木の風体が面白い。VTRを観ながら「すごい髪!」「南斗水鳥拳の男か(笑)」と指摘せずにいられないノブがいて、大悟に至っては「カッカッカ!」と、ただただ笑うのみである。
結果、このシチュエーションでコウメ太夫はムーンウォークしながら落とし穴へ近付いていき、見事に落下! しかし笑いのピークは、仕掛け人でありながら無言のまま呆然とコウメを凝視する夏木が持っていってしまった。「仕掛け人なのに、なんで初見みたいな顔してる?」「この面白さは説明がつかん」と、夏木のインパクトには華丸大吉も大喜びだ。
しかし、千鳥のハマリ度はそれ以上。コウメのブロックが終わり、別の落とし穴VTRを観ているというのに「どこかで夏木を探している自分がいる(笑)」(大悟)と、夏木のことをずっと忘れられないでいるのだ。
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