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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 佐藤二朗はフジテレビの救世主!?

佐藤二朗は大みそかに出現したフジテレビの救世主か!? クイズ番組初MCで、ついに持ち味を発揮する

佐藤二朗オフィシャルサイトより

 昔から、クイズ司会者に俳優が起用されると、その番組の成功する確率は高くなる印象がある。パッと思い浮かぶのは、『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系)の初代司会者を務めた児玉清だろう。だが、実は他にも数多いのだ。

 例えば、現在の『アタック25』は谷原章介が3代目司会者に収まっているし、昭和の時代に遡ると関口宏が『クイズ100人に聞きました』『わくわく動物ランド』(ともにTBS系)の司会を務め“視聴率男”の異名をほしいままにしていた。『クイズ天国と地獄』(TBS系)の山城新伍や『クイズタイムショック』(テレビ朝日系)の田宮二郎も、紛れもない成功例である。

 そして、2017年の大みそか。12月31日に放送された『超逆境クイズ99人の壁』(フジテレビ系)にて、クイズ番組初MC、それどころかバラエティ番組の初MCを務めたのは俳優の佐藤二朗だ。

 

■オープニングから弱音を連呼する佐藤

 

 毎作のようにアドリブ演技を多用し、ファンならびに共演者へ特異なインパクトを残してきた佐藤。その印象からか、彼は昨年7月放送『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)にて松本人志から「(トークで)打てば響くような人だと思ってた」と評価されている。しかし、本人は「それは誤解です」とキッパリ否定! あの時の佐藤は、ダウンタウンを前にして極度の緊張状態を隠すことができなかった。

 だからこそ、今回は注目だった。初のバラエティMCという大役にどう臨むのか? 実は、オンエアに先駆けて佐藤は同番組に対する思いを発信。12月26日に、Twitterで彼は「俺が?テンパる事と、浮き足立つ事に関して他の追随許さぬこの俺が?無謀。大無謀」とツイートしている。

 これは、今回もガチガチか……? と思いきや、佐藤は最初からフルスロットルだった。いきなり客席を指差しながら入場し、参加者を煽りまくっておきながら「やかましい!」と一喝する勇ましさ。

 かと思えば、「MCとかやったことがないのよ」「大みそかに何をさせるんだ」「フジテレビばかやろー!」「不慣れなものですから、進行がたびたび滞ることは覚悟せよ!」と、何も始まってないのに言い訳を連呼。今回は、“役者・佐藤二朗”の持ち味とスキルが十二分に活かされているように見える。

 ちなみに、この番組のクイズ形式は変則だ。スタジオには100人の参加者が集結し、その中の1人がくじで“チャレンジャー”に選出される。チャレンジャーは自分の得意な分野が指定でき、そのジャンルにまつわる問題へ挑戦。ここで早押しクイズに5問正解できればクリア。そして、それを阻まんとするのは残りの参加者たち(ブロッカー)だ。回答者が勝てばブロッカーは増殖し、最終的には「1人vs99人」になる。得意ジャンルで挑戦する代わり、多勢に無勢になるというシステムである。

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