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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > カマキリ香川が嵐・松潤をボコボコ

嵐・松本潤をボコボコに……“昆虫本気モード”の香川照之が「民放の壁」をぶっ壊す!?

■ボコボコにされる松潤

 ここで、松本が虫嫌いになったトラウマが語られる。子どもの頃、山で虫捕りをしていたら 「虫刺されれとかで、1回、体がボロボロ」になり、それ以降、虫を触ろうとすると痒くなってしまうという苦い思い出。当然スタジオには嵐ファンも多くいるだろう、同情や共感する観客の空気。しかし、カマキリの化け物がお構いなしに松本を責め立てる。

「それはね、人間としての思い上がりなんだよ!」

「昆虫の方がちっちゃくて偉くない、人間が偉いと思っている、その思い上がりからくる痒み」

「今我々がやってる婚姻関係とか社会性とか、全部昆虫がすでに何億年も前にやってるんだよ」

「だからご先祖様みたいなもんなんだよ? 噛まれたら『ありがたい!』ってこう(鎌で合掌のポーズ)」

 実際の苦い思い出をほんの少し語っただけなのに、サンドバッグのようにボコられる松本。ちなみに香川はボクシングもヤケクソに大好きだ。

■香川が『池の水』を抜く?

 さらに香川は、そのEテレの正月特番でマレーシアまで行ったのに、ハナカマキリをゲットできなかったから今度はTBSでリベンジ番組をやりたいと本気で持ちかける。

 TBS→Eテレ→TBS、と都合よく両局を渡り歩き、双方手玉に取ったあげく、いいとこ取りをしようとするその計略っぷりは、まるで『用心棒』の三船敏郎だ。

 実際、今度はTBSの予算でハナカマキリの着ぐるみをイチから作らせ、それを着て新番組のプレゼンをしていた。そのきぐるみの制作費が100万かかったことを知り「アタシラのギャラに回してよ」と憤るガヤ席に座るみちょぱ(池田美優)の意見ももっともだ。

 実際どれくらい視聴率が見込めるかという櫻井の問いに、「とりあえずこのカッコをして池の水でも抜くよ」と、テレ東で絶好調の『池の水ぜんぶ抜く大作戦』シリーズを引き合いに出す香川。そこまで出ているわけでもないのに、バラエティの生々しい数字の動向にまで精通しているのがすごい。

 そして、『池の水~』の番組ノリ的に、夏くらいに香川がテレ東で水を抜いてそうな予感もビンビンにする。おそらくミズカマキリかタガメの格好で。

 香川は改めて「民放の壁をぶっ壊せ! が今年の目標」だと語っていたが、現に公共放送との壁はとっくに崩壊させている。

 各局の電波をカマキリ姿で飛び回る香川の繁殖ぶりに期待したい。
(文=柿田太郎)

最終更新:2018/01/06 18:00
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