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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > STARTO(旧ジャニーズ)  > タッキーのクレイジーな“探検家”ぶり

滝沢秀明の“火山探検家”ぶりがクレイジーすぎた! 『クレイジージャーニー』圧倒的な溶岩湖の中で……

■いよいよ溶岩湖

 いよいよ、ヒートスーツという消防士のような服に着替え、最後の断崖を下る。顔にはもちろんガスマスク。

 ようやくたどりついた映像は想像の遥か上だった。

 画面の9割が、煮えたぎり沸き立つマグマ。下方にほんのちょっとだけ影絵のような地面のラインが見え、そこをシルバーの米粒大の物質が蠢く。これが滝沢だ。

 溶岩を見に行くとは聞いていたが、思ってたのと全然違う。マグマのうねりが巨大過ぎて、そのスピードがおかしく見えるのだ。松本人志も口にしていたが、スゴすぎて合成映像に見えてしまうほど。巨大な生物の体内のどこかに、滝沢が紛れ込んでしまったようにすら見える。

 我々はさまざまなマグマのシーンを、フィクションで観てきた。

『スターウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)の最後で、アナキンとオビワンが戦う衛星ムスタファー。『インディジョーンズ 魔宮の伝説』(84)でケイト・キャプショーが生贄にされそうになる舞台。『ターミネーター2』(91)や『エイリアン3』(92)で主人公が身を投げる溶鉱炉的なもの。

 そのどれよりもすごいし、比べ物にならない迫力。松本が目をまん丸く開き、興奮気味に「タッキーすごいすごい」と拍手していたのが印象的だ。

 直前、散々弱音を吐く久野ディレクターに滝沢は、「あの淵に立った瞬間に疲れが全て吹っ飛ぶと思いますよ」と励ましていたが、映像を目にして感じたのは、疲れどころか、その身もろとも吹き飛んでしまうのでは? という懸念。

 それくらい、他ではあり得ない圧倒的な映像。放送では遥か上からの撮影した映像だけだったが、その現場にいたら一体どんな光景なのか。これを目の前で見た滝沢が突然ハマってしまったのが、その答えなのだろう。

 至近距離にいられるのはわずか5分で、それ以上は命の危険があるというのもすごい。この5分のためにだけに滝沢は来るのだ。

 なぜ来るのかと聞かれ「それがわからないんすね、僕も。だからたぶん来ちゃうんでしょうね」と答えていたが、それは真っ当すぎるくらい真っ当な本音だろう。

 最近、すぐ横にもう一つ穴ができたことに触れ、「新しいのがどんどんできちゃうので行かないといけない」と謎の義務感を語る滝沢は、ただの冒険家の顔をしていた。

 ディナーショーなどでのトークからファンの間では有名だったらしい滝沢のクレイジーな趣味。研究者のために現地の石を持ち帰ったりとアカデミックな活動もしているらしい。今後もアイドル兼、火山探検家として是非とも活動し続けていただきたい。
(文=柿田太郎)

最終更新:2018/01/04 17:00
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