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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 篠原涼子ドラマ爆死で“月9廃止”か

篠原涼子主演『民衆の敵』最終回が同枠史上ワースト視聴率更新で、またぞろ“月9廃止”の風向き

篠原涼子

 篠原涼子が主演するフジテレビ月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?』最終回(第10話)が25日、15分拡大で放送され、視聴率は4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、よもやの“5%割れ”を喫した。裏の日本テレビ系『有吉ゼミ』4時間スペシャルの15.7%にトリプルスコア以上の大差をつけられ、大爆死した。

『民衆の敵』最終回は、今年1月期『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)第6話の5.0%を下回り、同枠史上ワースト視聴率を更新する大失態となった。30年の歴史を誇るフジの看板枠で、視聴率が5%を割り込んだのは、むろん史上初の醜態だ。

 初回は9.0%でスタートしたが、その後、7%台→6%台→5%台とジリジリ下げていった。第9話では7.0%まで巻き返したが、最終回で再び急降下した。

 全話平均は6.74%となり、月9ワースト記録を持つ『明日結婚します』の6.65%と、わずか0.09ポイント差で、かろうじて最低記録更新は免れた。

『民衆の敵』は、小さな子どもを持つ普通の主婦・佐藤智子(篠原)が、市政に挑戦する物語。智子は仕事をクビになり、高額報酬に目がくらんで、あおば市の市議選に出馬したところ、繰り上げで当選。市長の河原田晶子(余貴美子)が失職すると、同市議会のボス・犬崎和久(古田新太)に担がれて、市長選に臨み、晴れてあおば市長となった。ところが、ことごとく犬崎と対立。最終回は、身に覚えのない不正献金疑惑や公共事業「ニューポート計画」反対などで、智子(篠原)の人気は急落し、リコールされる目前となっていた。だが、犬崎に付いていた秘書・富田恭一(渡辺いっけい)の告発で、智子の不正疑惑は晴れ、「ニューポート計画」の是非を市民の議会で決める……という展開だった。

「フジの看板枠だった月9は、昨年1月期『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(有村架純、高良健吾主演)以降、6クール連続で視聴率1ケタが続き、主たるスポンサーも離脱してしまいました。ドラマ畑出身の亀山千広社長が6月に退任したこともあり、フジ社内では月9廃止論が噴出し、打ち切りの危機に瀕したようです。しかし、7月期の『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-the 3rd season』(山下智久主演)が平均14.8%の高視聴率をマークして、“存続”に流れが変わったと聞きます」(テレビ誌関係者)

 ところが、今クールの『民衆の敵』が篠原と“今が旬”の高橋一生のコンビで、枠史上ワースト2位の低視聴率となったことで、またぞろ“廃止論”が噴出するのは必至。来年1月期の『海月姫』(芳根京子主演)は、女性向け漫画が原作で、主要キャストは若手ばかりとあって、視聴者が若年層に限定されそう。14年末に能年玲奈(現・のん)主演で公開された映画は爆死しており、視聴率的には期待薄。4月期は長澤まさみの引っ張り出しに成功し、『コンフィデンスマンJP』がオンエアされるが、来年には、月9が廃止の憂き目に遭う可能性もありそうだ。
(文=田中七男)

最終更新:2017/12/27 23:00
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