大みそかに格闘技『RIZIN』で勝負するフジテレビ、まさかの“時間帯最下位”もあり得る?
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まもなく2017年も終わり。大みそかのテレビといえば『NHK紅白歌合戦』の一人勝ちだが、“ビリ争い”の方も興味深いことになっている。
今年の大みそか夜の各局特番は、NHKが『紅白』、日本テレビが恒例の『笑ってはいけない』、テレビ朝日が林修先生とくりぃむしちゅーのクイズ番組『クイズサバイバー』、TBSが各種トップアスリートを集めた『KYOKUGEN』、テレビ東京が夕方から『年忘れにっぽんの歌』、そしてフジテレビが格闘技の『RIZIN』というラインナップ。ちなみにテレビ東京以外はすべて昨年と同じタイムスケジュールだ。テレビ界の大みそかについて、TV情報誌の記者が語る。
「毎年のように数字が『下がった、下がった』と言われる紅白ですが、昨年は2部で40.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。ほんのわずかではありますが、数字を持ち直しました。その次は日テレが約17%で、事実上、『紅白』か『笑ってはいけない』かの二択状態です。その他の3局(TBS、テレ朝、フジ)はいずれも5%前後で、ほぼダンゴ状態ですが、昨年は微差でテレ朝>TBS>フジの順となりました」
一時期は大みそかの格闘技中継が恒例行事と化し、複数の局が豪華ゲストを確保してしのぎを削ったが、それも今や昔。そんな中、今年も格闘技1本で勝負するのがフジテレビだが、かなりの苦戦を強いられそうだという。前出の記者が語る。
「今年の大みそかは、昨年とあまり代わり映えがありませんが、いかにも弱いのがフジの『RIZIN』です。低視聴率で三つ巴のテレ朝、TBS、フジですが、テレ朝のクイズは広い年代が見るのにふさわしく、昨年程度の数字は取るはず。TBSはボクシング世界戦、浅田真央、『ボブ・サップ対野生クマ』など、話題になりそうなコンテンツをしっかり揃えました。しかしRIZINは、格闘技ファンでも名前を知らないような選手ばかりで、盛り上がる要素がまったくありません。そこにきて今年は、テレビ東京が3年ぶりに『年忘れにっぽんの歌』をゴールデンタイムに持ってきます。この番組は諸々の問題で2015年、16年と、放送時間が短縮された上、夕方び放送でしたが、今年は夕方4時から6時間の過去最長となり、事前収録のため、紅白出場歌手をはじめ大物が多数出演し、確実に数字が見込めます。さらにテレ東はこの後、人気深夜ドラマ『孤独のグルメ』スペシャル版を放送します。この時間帯にドラマを持ってくるのはかなりのギャンブルですが、“おひとりさま”やネットユーザーには受けそうですし、少なくとも話題性はRIZINよりはるかに上です。消去法でフジが最下位になる可能性は十分にあるでしょう」
不祥事、炎上、低視聴率など、ここのところほとんど良い話題のないフジテレビだが、2018年も暗い話題からのスタートを強いられそうだ。
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