「北朝鮮のミサイルごときでギャーギャー言うな」妙な輝きを放つ長嶋一茂の言動は、現代において貴重なサンプルか!?
#長嶋一茂
■「今、俺の味方は家族しかいない」と、承知の上の一茂
ほかの番組でも、一茂は異彩を放っている。例えば、12月14日放送『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)。この日、石原良純、大鶴義丹という同世代2人と共に番組へゲスト出演した際も、一茂は振り切れていた。
スマホの電源をカメラの前でようやく落とし「今、電源が落ちました!」と木梨憲武に報告する一茂。続けて、「俺も(警察に)捕まりそうになったことはやってきた。捕まってないだけだから、結果的に」と、とんでもないことを口走るのだ。
また、本人がいない場所でも一茂は話題になっている。11月25日放送『おしゃべりオジサンと怒れる女』(テレビ東京系)に、クロスフィットトレーナーのAYAが出演。この時、彼女は「興味がないふうにしていたクセに通い始めた」と、一茂に対する怒りをあらわにした。
某番組にゲスト出演したAYAは、自身が考案したトレーニングをスタジオで紹介。すると、ほかのタレントは興味深く食いついたものの、一茂だけは「俺、こういうのやんないから」「いい、いい」という態度を貫き、「怒ってるのかな?」とAYAを緊張させてしまったという。しかしその2日後に一茂からジムへ電話が入り、結果的に彼はプライベートで入会を希望。そこから今まで、一茂はAYAの指導を受け続けているというのだ。
「なんでスタジオでそんな態度取られていたのか、わかんないんですけど……」と、戸惑いを吐露するAYA。たしかに一茂の言動は不可解だが、それが長嶋一茂なのだろう。この話を聞いた千原ジュニアは、思わず「なんやねん!? 一緒に家の壁に落書きしに行きましょうや!」とAYAに呼び掛けている。
このように周囲からの視線を一切構わず、好き勝手に振る舞う一茂だが、これらの振る舞いは意識的なものだと一茂は告白する。以下は、『ウチくる!?』での発言だ。
「これで大批判が来るんだったら、ドンドン受けないと。ネガティブなことをドンドン受けたら、次は必ずプラスが訪れる」
「自分に対する評価とか批判を気にしていたら、自分の人生を歩めなくなる」
「味方51人:反対49人くらいが理想だけど、まあ、俺の味方は今、たぶん家族以外いない(笑)」
「俺もここ3~4年でそういう考え方になった。自分でそういうふうにしようと思ったから」
まさに言いっぱなし、やりっぱなしといえる昨今の長嶋一茂だが、逆に言えば達観の領域に入ってきたと言えなくもない。SNSの普及で炎上リスクを気にしがちな現代だからこそ、彼の存在は余計に際立つ。
(文=寺西ジャジューカ)
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