手取り47万円の衝撃! 仮面女子・神谷えりなの“月給告白”に見る「地下アイドルの経済学」
#地下アイドル
アイドルグループ・仮面女子の神谷えりなが明かした月給に「意外にもらっている」との声が相次いでいる。神谷がガチで公開した給与明細によると、手取り額は47万7,426円だという。
「“最強の地下アイドル”がキャッチフレーズの仮面女子だけに、アイドルファンの間では有名でも、48グループや坂道シリーズのような一般的な知名度はありません。テレビ出演にしても、テレビ東京やTOKYO MXばかりなので、ゴールデンタイムの民放キー局の番組で目にする機会はないし、CDだってインディーズですからね。もちろんCMだって、ほとんど出ていません。手取りで50万円弱というのは、そのへんのサラリーマンよりもらっているし、AKB48や乃木坂46の中にも、神谷よりもらっていないメンバーはゴロゴロいるでしょう」(アイドル誌編集者)
多くの地下アイドルは、“アイドル”とはいいつつも実態は素人で、収入源はライブ会場でのグッズ販売などがほとんどだけに、アイドル個人の収入は雀の涙ほど。もちろん、それだけでは生活できないので、バイトに励んだり、ファンから直接金品の援助を受けて糊口をしのぐ者もいる。神谷にしても、地元・静岡から上京してしばらくは月収が1万円にも満たず、貯金を切り崩して生活していたという。
「“アイドルになれる”というニンジンをぶら下げ、レッスン料名目で給料から差し引いて無給で働かせるような悪徳事務所もありますからね。地下アイドルの活動は、我々が思う以上に過酷です。しかし、仮面女子はCDが音楽チャートで1位を記録しているし、武道館ライブも成功させています。神谷個人としても、グラビア展開をしていますからね。地下アイドルといっても、あくまでも活動のスタンスの話であって、そのへんのメジャーなアイドルグループよりは、よっぽど成功しています。それを考えれば神谷の月収は妥当だし、仮面女子の人気は上り調子ですから、AKBの人気メンバーのように超高級タワーマンションには住めないまでも、まだまだ収入は増えそうです」(同)
最近は、地下アイドルグループの虹色fanふぁーれの元メンバーが、2年以上無給で働かされ、事務所を辞めた後の活動も契約で制限されるのは不当だとして、元の事務所に対し訴訟を起こすなど、地下アイドル界の“搾取の構造”が明らかになりつつある。
神谷は月収公開の意図について、「アイドル志望の娘を持つ親たちを安心させる同時に、諦めずに好きなことを頑張っていれば夢はかなう」という前向きなメッセージも伝えたかったと語っている。地下アイドルの希望の星として、仮面女子の今後の活躍に期待したいところだ。
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