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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > AIロボットを滝沢カレンが撃退

お笑い界に迫りくるAIの脅威!「『笑点』が全員ロボットになるかも」という不安を、滝沢カレンがお得意の四文字熟語で撃退

スターダストプロモーション公式サイトより

 今年の『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)に1組目として登場した、ゆにばーすが面白かった。男性ツッコミの川瀬名人と女性ボケのはらに泊まりの営業が入ったが、実は宿泊先のホテルはコンビで同部屋。その事実を知った川瀬がキレる、という展開から始まるネタであった。

「ホテルへ行く前に2人でシュミュレーションをしておこう」と、はらが呼び掛けるも、その部屋に置かれているのは、なぜか二段ベッド。両者ともに下のベッドを希望したので、はらが「じゃあ、大喜利で決めよう」と提案し、「めっちゃ芸人やな!」と川瀬がツッコむくだりは特に印象的であった。やたらと大喜利したがる芸人を、完全に皮肉っているからである。

 

■バイきんぐ・小峠、大喜利対決でAIロボットとドロー

 

 話は変わって、12月7日に放送された『出川哲朗のアイ・アム・スタディー』(日本テレビ系)を今回は振り返りたい。

「今年話題になったあれこれを芸人・出川哲朗がコミカルに学ぶさまを楽しむ」をコンセプトに掲げた同番組。この日はさまざまなトピックが取り上げられているのだが、今回、出川は「AI」についても学んでいる。

 AIは目覚ましいスピードで進化し続けているが、そんな中、意外な能力を持つAIも誕生しているらしい。例えば、番組内で紹介された卓球をするAIロボットには驚いた。プレーヤーのフォームやボールの軌道を3つのセンサーで感知し、打ち返してくるのだ。しかも、ロボット側はプレーヤーの打ちやすい場所へ球を打ち返してくれるとのこと。これは、いわばプレーヤーの実力を向上させる“卓球コーチロボット”である。

 そしてAIは、お笑い界にも進出している。その名も「大喜利βくん」にお題を入力すると、わずか1秒で50個くらいのボケを考えついてしまうというのだ。

 そうと知ったら、現役のお笑い芸人も黙ってはいられない。バイきんぐの小峠英二が“人類代表”として「大喜利βくん」との大喜利対決に臨んだ。お題は「渋谷の忠犬ハチ公が急にしゃべりだした。何と言った?」。

 回答を見てみよう。「大喜利βくん」の答えは「ワン! タン!」、小峠の答えは「あのサラリーマン、俺より待ってるな」であった。両者の回答が出された後のスタジオには数秒の沈黙が流れるも、耐えられなくなった小峠が「ドローということで」と無理矢理まとめて勝敗結果が決定している。確かに両者の回答を見比べてみると、完全にドローだ。

 思えば、将棋界や囲碁界では数多の名人がAIとの対局で敗れている。そう考えると、お笑い界では、特に「大喜利」という項目に関しては、AIはまだ恐れるに足らずということ?

 いや、AIの進歩の速さは凄まじい。今回はドローであったが、数年後はわからない。人類もウカウカしてはいられない。「2~3年後の『笑点』は全員ロボットになっている可能性がある」という不安を、出川は吐露している。

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