櫻井翔・校長が「出しゃばりすぎ」!? 『先に生まれただけの僕』モンスター・ペアレンツのクレームを見事に解決!
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また、21歳までに奨励会に加入できなければプロにはなれないという将棋界の独特のルールに対して“厳しい”ではなく“優しい”と、まだやり直しの利く年齢で夢を諦めさせる親切なルールだという鳴海流の解釈は、商社マンとしてリアルな社会生活を送ってきた経験があるからこそ言えるものだと感じました。
“生徒と真正面から向き合う”という理念を実行し、今やすっかり教育現場に染まった鳴海ですが、不安な点もあります。それは、残り2話で学校経営の立て直しが達成できるのかどうかということです。前回同様、今回も生徒個人の相談役に回ってしまい、経営改善のための業務にほとんど着手できていませんでした。というよりもむしろ、経営を悪化させてしまいかねない行動を起こしていました。
前回、1年3組の担任・市村薫(木南晴夏)から相談を持ちかけられた、授業中に生徒がスマホで情報検索をしてもいいのか否か、ということに関しては今回、来年度からタブレットPCを用いるという解決策を発表。また、部活動に力を入れるべく専属コーチを続々と雇い始めていましたが、まだ何の経営実績も上げていないのに支出ばかりが増え、この先の赤字垂れ流しが思いやられます。今回、最初にちひろから達也の相談を受けた際、副校長の柏木文夫(風間杜夫)に「校長は出しゃばりすぎなの」とたしなめられていましたが、まさにその通り。いかにして経営を立て直すかを優先して考えるべきだと思います。
仕事に邁進する一方、プライベートではフィアンセの松原聡子(多部未華子)を放ったらかし状態の鳴海。まだ婚約指輪を渡しておらず、それを聞いたちひろがニンマリする場面がありましたが、前々回あたりから描かれ始めたこの安っぽい三角関係も、このままいくと中途半端な展開で終わってしまいそう。また、そもそも取ってつけたような展開なだけに、描く必要性も感じられません。
しかし次回の予告では、鳴海が聡子へのプロポーズの方法を相談して、ちひろの嫉妬心をかき立ててしまうシーンがあるため、まだまだこの関係性は引っ張るようです。ただ、職員会議で来年度の入学試験のことが議題に上がり、受験生獲得に向けて本格的に計画を練り始めるようなので、鳴海校長のビジネスマンとしての真価発揮に期待したいところです。
(文=大場鴨乃)
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