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週刊誌スクープ大賞

“ヘアヌードの父”元名物編集長が語る「コンビニエロ本撤去問題」

 ポストの幸福老人と不幸老人。読みどころは、当然の話だが、おカネで幸福は買えないということである。

 貧しい人間にとっておカネが必要なことは間違いないが、物質的な満足感は一定の生活水準に達してしまえば、それ以上は上がらない。

 もっと稼ごうと無理して働いて健康を損なうこともあるし、家庭を顧みなくなるなど、他が犠牲になれば幸福度は下がってしまうという。

 筒井義郎大阪大学名誉教授は「その境界線は1,500万円」だという。

 今の私には夢のような金額だが、たしかに1,500万円というのはわかる気がする。

 それ以上あっても、生活が膨らむだけで、今度はそうして膨らんだ生活を続けなくてはならなくなる。

 何事もほどほどがいいのだが、それにつけてもカネの欲しさよ。

 森友・加計学園問題、特に森友学園では、近畿財務局が森友・籠池理事長(当時)側とやり取りした音声データがスクープされ、新たな局面を迎えている。

「ゼロに近い金額まで努力する」「(地中のごみは)知らなかった事実なので(補償を)きっちりやる必要があるというストーリーをイメージしている」など、「近畿財務局が大幅値下げのために価格交渉や口裏合わせではないのか」(朝日新聞12月1日付より)。この内容を補強するメモも示され、これまでの財務局側の答弁が「ウソ」だったことが明らかになった。

 安倍首相の妻の昭恵が籠池の後ろにいることで、財務局側が「忖度」して、到底信じられない価格で国有地を売却したことは、100%立証されたといってもいいのではないか。

 だが、麻生財務相は、再調査をすることを拒み、安倍首相は、適切に処理したと報告を受けたから、そう答弁したまでだと「丁寧なごまかし答弁」で逃げるだけだ。

 週刊誌は、日馬富士騒動に大幅に紙面を割き、モリカケ問題など忘れたかのようである。東京新聞の望月衣塑子記者は、私へのメールの中で「森友がなかったことのように扱われ、軍産複合体国家が当然のこととなっていく現状に不安を感じております」と書いてきた。

 漠たる不安ではない。弱者いじめの税制改革、憲法改悪、穏健派のティラーソン国務長官を辞任させると伝えられるトランプ大統領に盲従して、北朝鮮危機を煽り、戦争へ突き進もうとしているかのような安倍首相の姿勢に、はっきりとした不安を国民は感じているのだ。

 籠池夫妻は、罪を認めていないため、接見禁止のまま拘留は4カ月以上になる。

 籠池の長男は「はっきり言って囚人扱いですよ」(現代)と憤る。もはや証拠隠滅の危険もない2人をなぜ保釈しないのか。

 拘置所には冷暖房がないという。これから寒くなる中、長男は2人の体を心配する。

 早く、2人を保釈せよと、大声を上げなくてはいけない。東京地検ともあろうものが、安倍首相を「忖度」しているのではあるまいな。

 さて、宮根誠司(54)というアナウンサーがいる。どう見ても私には「茶の間の顔」とは思えないのだが、それなりに人気があるという。不思議だ。

 その宮根の「隠し子の母」というのが文春で激白している。彼女のことは6年前に女性セブンで取り上げられ、この欄でも紹介している。

 その時、宮根は「妻とは別の女性との間に隠し子がいる」ことを認めたが、宮根に都合のいい内容になっていたので、隠し子の母であるA子(30代)は、反論しようと思ったが、マスコミに出る勇気がなく、我慢するしかなかったという。

 A子の話によると、出会ったのは彼女が大阪・北新地のクラブで働いていた04年の6月だったそうだ。

 宮根は当時、大阪の朝日放送を辞めてフリーになったばかり。食事に誘われ、交際が始まった。

 付き合って2年ぐらいたったころ、宮根から「君より先に付き合っている人がいる」と打ち明けられた。ショックを受けたA子は、「その人と結婚する気があるなら、私はすぐ別れる」と数えきれないぐらいいったという。

 その上、その彼女と結婚したことを宮根は黙って、彼女と付き合っていたそうだ。

 07年6月、妊娠したことを伝えると、「え?」という困惑した返事が返ってきた。

 4日後に、「実は結婚している」と打ち明けたそうだ。宮根は謝罪し、妊娠半年後に、A子の両親のいる四国の実家にも行き、土下座して謝った。

 生まれた子どもを認知もした。だが、妻にはそのことを隠し続けたそうだ。

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