「冬コミなんで今月休会します!」オタク婚活・とら婚ならではのユニークな休会理由
#オタク #インタビュー #婚活 #石徹白未亜
2017年2月に事業を開始した婚活事業「とら婚」。とら婚の企画責任者・野村晶二郎氏に前編(参照記事)からオタク婚活について話を伺っている。後編では男女間のギャップの違いや、結婚相談所が人気になる季節、とら婚ならではのユニークな休会理由など、オタク婚活について伺っていく。
■若い美人に惹かれてしまう男性、 一方で女性の好みは「自分の年齢プラマイ3歳」という差
――前編では男性と女性とで、子どもが欲しいか、の価値観で若干差が出ると伺いました。男性、女性がそれぞれしがちな傾向といいますか、こうすると婚活は難しくなってしまう……、ということはありますか?
野村晶二郎氏(以下、野村) 女性は現実的な方が多いですね。「年収800万以上じゃないと無理」みたいな方はおられず、堅実です。一方男性では、どうしても年下の美人に惹かれてしまう、という方が多いですね。
――私は他の結婚相談所にも取材したことがありますが、「男性は若い美人が大好き」は本当によく聞きますね。女性側が思う「どうせ男は若くてきれいな女性が好きなんでしょ」みたいな感じよりもはるかに強固といいますか。
野村 若い美人の女性と、若くない男性でうまくいくケースもありますので、もちろん100%ダメ、というわけではありません。ただ、多くの女性は自分のご年齢よりプラスマイナス3歳くらいの、同世代の方を望まれますね。そうなると、アラフォーくらいの男性が、10歳以上年下の綺麗な女性を望まれたとしても、なかなか難しいというのが現状です。
――「若い美人」という相手の超最強カードと渡り合えるようなカードがこっちにもあるのか? という話ですよね。ただ、そのような「若い美人希望」な男性に、幅広く見てみよう、という声は届きにくいのではないかとも思いますが。
野村 理想全てをあきらめるのではなく、「理想」と「相手からアプローチが来たら会ってみる人」と「私どもアドバイザーから見て、実は相性のいい方」を組み合わせて提案しております。
■「子にオタクの英才教育を施す」or「子どもは子どもで好きに生きろ?」
――オタク婚活においては「同じ作品を一緒に楽しみたい」という人もいるでしょうが、「私のオタク趣味はそっとしておいてほしい」という人もいそうです。会員の方を見るとどのような傾向を感じますか?
野村 もちろん100%ではないですが、男性は「今好きなものを一緒に楽しんで欲しい、そうなると嬉しい」という方が多い傾向ですね。女性は切り離しているというか現実的で、「オタク関連であろうがなかろうが、夫婦で楽しめるものを新しく作れば良い」という方が多いです。
また、そもそも「男女両方が好きなコンテンツ」ってあまり多くないですからね。「女性向け」「男性向け」が明確に分かれたコンテンツも多いため、一方が「趣味の詳細に渡るまでの共有」にこだわりすぎると、成功率が少し低くなってしまうと考えていて、「オタク婚活に対する理想」と「男女の考えを踏まえた現実」には差があるように感じます。
――男女両方に人気がある作品だけれど、男性はエロ、女性は腐女子目線で見てる、なんてこともありますしね。性的な目で見たくない「聖域」な作品やキャラクターもいるでしょうし、なまじ好きな作品が合うときほど、その見方が火種になりそうです。
野村 また、当社はオタク婚活ですが、いざ実際に結婚し、お相手の方と毎日生活をしていく、となれば自分の中の「オタクであること」以外の方に触れる時間の方が長いですから。ですので、同じ作品を楽しんでいることや、作品に対する価値観が一致、ということも大切だと思いますが、それと同じぐらいに感性や人間性の一致が大切だと感じます。
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