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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 計算づくの『ちらし鮨みたいなまぜ麺』
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第80回

計算づくのマリアージュ『ちらし鮨みたいなまぜ麺』

 

 飽食から美食の時代に変わったニッポン。ラーメン屋だってカレー屋だってパン屋だって、おいしくて当然! でも、舌だけじゃなくて目でも楽しめたら、もっとおいしくないか!? そんな変なグルメ、おもしろグルメを探訪する! B級グルメなんて恐れ多い。珍級グルメでいいですぅ~。

 

パッと見、具の豪華なラーメンっぽいが、よく見るとスープがない。

 

 湘南にも近い藤沢で、美味しいと評判のラーメン店に、変わり種ラーメンがあるらしい。そう聞けば、名物の「しらす」を何かしらアレンジしているかと思うだろう。だが、目の前に着丼したのは、今まで見たことも聞いたこともないラーメンだった!

「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」って、最近元気のない某芸人は言ってたけど、これはナニ麺に入るのだろうか?

 店構えからして「ザ・寿司屋」という雰囲気の店に入ると、店内にはL字型のカウンターと小上がりが。もはや、元寿司店というのは明らかで、以前、カウンターの上にあったであろうガラスのネタケースは、モザイクタイルと白木のカウンターにリニューアルされている。

 グルメな方なら、看板メニューの鮮魚出汁や鶏出汁のラーメンを頼むのだろうが、この企画はそっちじゃない。小さな券売機で買ったのは、「ちらし麺・竹」のチケットだった。果たしてどんなユニークラーメンが現れるのか……。

 

よーく見てると目が回ってくるちらし麺・竹。

 

 ま、おおよその見当はついてましたよ。だって、「ちらし麺」てくらいだから。

 にしても、いくら元寿司屋だからって、「中華麺とのマリアージュはどうなの?」ってのが正直な感想だ。

「よく混ぜて食べてください」

 店主にそう言われ、普通のラーメンならまずはスープからズズッと行くところ、何が入っているのか具材の調査から開始した。

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